バラ栽培を始めて3年。初心者向けのバラだけ育てています。
ゴールデン・セレブレーションはどんなバラ?
巨大な黄色の花
イングリッシュローズの中で一番大きな花を咲かせる品種の一つです。花径10センチ以上になる大輪の花が咲きます。
黄色のイングリッシュローズといえば殿堂入りのバラ、グラハム・トーマスが有名ですが、グラハム・トーマスは中輪です。同じ黄色なら花の大きな方を・・と思い苗を購入しました。
写真は4月に咲いた花です。花が大きいので俯いて咲きます。(開花期の栽培記録はこちらゴールデン・セレブレーション④)
親がアブラハム・ダービー
イングリッシュローズのアブラハム・ダービーと他品種との交配から生まれ、このバラと他品種との交配からジュビリー・セレブレーションが生まれています。アブラハム・ダービーの子がゴールデン・セレブレーション、孫がジュビリー・セレブレーションという関係です。どれも大きくて豪華な花が咲きます。
アブラハム・ダービーとジュビリー・セレブレーションの栽培記録はこちら。アブラハム・ダービー ジュビリー・セレブレーション」
写真は4月に咲いたアブラハム・ダービーです。ゴールデン・セレブレーションと花の形がよく似ています。
下は5月のジュビリー・セレブレーションです。花色も華やかなので1鉢あるだけで周りが明るくなるようなバラです。
栽培して気付いたゴールデン・セレブレーションの魅力
花色が美しい
花色が黄色ですが、濃い黄色ではなく、優しい黄色というのか、山吹色と黄色の中間くらいの色です。花が大きくてうつむいて咲きます。
写真は4月に咲いた花です。
栽培して気付いたゴールデン・セレブレーションの欠点
半日陰では育ちにくい
ゴールデン・セレブレーションは半日陰OKとデビッド・オースチンのHPに記載があったので、家の北側に植えてみました。
結果、冬に大苗を植えてその数ヶ月後の春、ほんの数個の花が咲いたのみで、枝もあまり伸びませんでした。花後に他のバラたちがベーサルシュートを伸ばしているときも、このバラだけ弱々しい株のままでした。
見かねて次の年に日当たりの良い場所へ植え替えましたが、その後もあまり生育が良くありません。
黒星病に弱い
隣に植えた同じ栽培条件のバラ、プラム・パーフェクトが綺麗な状態の葉を保っているのに対して、このバラはこんな状態です。
写真は黒星病と夏バテで葉を全て落としてしまった秋のゴールデン・セレブレーションです。
下は40度近い気温の中でも元気に咲くプラム・パーフェクト。
プラムパーフェクトの栽培記録はこちら。プラムパーフェクト
こんな方におすすめ
大きな花を咲かせたい
大輪のバラの中でもトップクラスの花の大きさです。大輪のバラは花の重さでうつむきがちになることが多く、このバラも下向きに咲きます。しかし大輪の花はやはり華やかで美しく、小中輪のバラのように次々に咲くことはありませんが、1輪咲いただけでも目を引きます。
イングリッシュローズで大きな花といえばトーマス・エイ・ベケットやプリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケントもあります。
5月のトーマス・エイ・べケットです。花もちも良く、咲き進むとより大きくなります。
5月のプリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケントです。このバラも大きな花を咲かせます。
黄色のイングリッシュローズを育てたい
黄色のイングリッシュローズと言えばグラハム・トーマスの名前がまず挙がりますが、グラハム・トーマスは株が大きくなります。スペースに余裕があれば良いですが、そうでなければこちらがおすすめです。
鉢植えでも管理できます。写真は丸坊主になった苗を鉢上げして初めての春のものです。
初心者へのおすすめ度
★★☆☆☆
地植えで失敗しているので、おすすめし辛いです。鉢植えではきれいに咲いたので、難しいバラではないのだと思いますが。
黒星病で葉を落としてしまいましたが、「イングリッシュローズ最大の花」を咲かせるため、回復を願って、鉢上げしました。鉢上げとその後の様子はこちら(ゴールデン・セレブレーション②)
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