バラを育て始めたころ、苗の説明や育て方に出てくる言葉が分からず、その都度調べていました
このページでは、バラを育てる中で覚えた言葉を、写真や栽培記事と一緒に紹介します
分からない言葉が出てきたときに、お使いください
A〜Z / あ行 / か行 / さ行 / た行 / な行 / は行 / ま行 / や行 / ら行
よく使う作業:芽かき / 摘蕾 / 花がら摘み / ピンチ / タイプ分類 / ローテーション散布
A〜Z
ADR認証・・・ドイツで行われるバラの品種評価試験です
薬剤散布をせずに試験栽培を行い、病気への強さや花・株の美しさなどを評価します
過去に認証された品種が、現在の認証一覧から外れていることもあります
認証の取り下げには複数の理由があるため、一覧から外れたことだけで耐病性が低くなったとは判断できません
認証品種にはノヴァーリスなどがあります
ADR認証のバラ一覧

あ行
アザミウマ(スリップス)・・・アザミウマ目の昆虫の総称
体長1〜2mmと小さい
花弁の間に黒い点のように見える
花色が褐色になったり、しみなどができる
蕾が被害を受けることもあり、その場合は花が咲かなくなることもある
アブラムシ・・・新芽や蕾に集まって汁を吸う小さな虫です
新芽が縮れたり、蕾の育ちが悪くなったりします

一番花(いちばんばな)・・・その年の春に一番目に咲いた花のこと
一番花が散った後に咲くのが二番花、その次が三番花となる
一季咲き・・・一年に一度だけ、春に咲く品種のこと
イングリッシュローズ・・・イギリスのデビッドオースチン社作出のバラのこと
イギリスのバラ全てをイングリッシュローズというわけではない
代表作はグラハム・トーマス、メアリーローズなど

ウォータースペース ・・・鉢の上部の土が入っていない部分のこと
水やりの際、この部分に溜まった水が土に染み込む
この部分が少ないと、土全体に水が行き渡らないため、根が土全体に張らなくなってしまう
うどんこ病・・・新芽・葉・花の付け根等に白い粉が吹いたようになる病気
バラでは黒星病(黒点病)に次いで被害が多い
被害を受けた部分は縮れて生育が悪くなる
春と秋に多い

枝変わり・・・ある枝に本来とは異なる花の色などの形質がでたとき、その枝を接ぎ木や挿し木で殖やし、新しい色や形質を固定させて新しい品種として発表したもの
ピエール・ド・ロンサールの枝変わりには、ブラン・ピエール・ド・ロンサールやロゼ・ピエール・ド・ロンサールがあります
ピエール・ド・ロンサールの栽培記録

オオタバコガ・・・幼虫がバラの蕾を食べる


オルトラン・・・殺虫剤
水で薄めて使う水和剤と土に撒く粒剤がある
コガネムシの幼虫やアブラムシ駆除に効果がある
か行
カップ&ソーサー・・・花を横から見た時にティー・カップのような形をしているものをカップ咲きと呼ぶ
そのうち外側の花弁が後方に反り返るもののこと
カップ咲き・・・花を横から見た時にティー・カップのような形をしているもの
カップの浅いものをシャロー・カップ咲き、深いものをディープ・カップ咲きと呼ぶ

カミキリムシ(ゴマダラカミキリ)・・・バラの株元に産卵し、孵化した幼虫(テッポウムシ)が幹の内部を食べる
株元におがくずのようなものがあれば幼虫がいることが多い
カミキリムシの幼虫に食べられた枝は枯れ、株元を食べられるとバラの株ごと枯れてしまう

クォーター・ロゼット咲き・・・花を横から見た時に平たく、外側の花弁ほど大きく、中心に近づくほど小さくなりながら整然と配列している咲き方をロゼット咲きと呼ぶ
その中でも、花心が数個に割れているもの
クライミング・・・つる性のバラのこと
黒星病(くろほしびょう)・・・黒点病(こくてんびょう)とも言う
バラで一番被害の多い病気
雨やそのはねかえりによって病原菌が葉から侵入し、葉に黒い斑点が表れ、やがて黄色くなって落葉する
黒星病などの対策に使う、薄めずに散布できるスプレータイプの殺菌剤です
剣弁高芯咲き・・・花弁の先が尖って(剣弁)外側に反り返って整って咲く(高芯咲き)バラの咲き方

コガネムシの幼虫・・・バラの根を食べる害虫
被害に遭うと葉が黄変して株が弱る
カブトムシの幼虫を小さくしたような見た目

コガネムシ類の幼虫など、バラの病害虫に適用のある粒剤です
使用量と使用回数は製品の表示で確認してください
コルデス・・・ドイツのバラ育種生産会社
低農薬・無農薬で育てられるバラを多く作出
代表作は、ノヴァーリス、クリスティアーナ、フロレンティーナなど
木立性(こだちせい)・・・バラの樹形の一つ
ブッシュローズとも呼ばれる
枝が比較的太くて硬く、自立する
四季咲き性のモダンローズやチャイナ系やティー系に多い樹形
四季咲き
ゴマダラカミキリ・・・カミキリムシ
さ行
サイドシュート・・・枝の途中から伸びる、勢いのある新しい枝です
株元から伸びるベーサルシュートとともに、株を作る大切な枝になります
木立性のバラでは、勢いよく伸びる枝先をピンチして枝分かれを促します
つるバラでは、翌年に誘引する枝として長く伸ばして育てます
シャロー・カップ咲き・・・花を横から見た時にティー・カップのような形をしているものをカップ咲きと呼ぶ
そのうちカップの浅いもののこと
樹形・・・バラの樹形には大きく分けて木立性(ブッシュ)半つる性(シュラブ)クライミング(つる性)がある
樹勢・・・株の生育の勢いのことです
枝葉を勢いよく伸ばすバラを、樹勢が強いと表現します
樹勢の強いフレーズの株姿
シュラブ・・・半つる性のこと
半つる性とは、低木にならずに枝を大きく長く伸ばしていく樹形
短く刈り込めば、ブッシュローズと同じように、つるを伸ばせばつるバラのように扱うことができる
オールドローズやイングリッシュローズの大部分がシュラブに含まれる
スリップス・・・アザミウマのこと
ソフトピンチ・・・柔らかい枝先を指で摘み取ることです
枝分かれを促したり、蕾を取り除いて株を育てたりするときに行います
た行
ダマスク・・・華やかで甘さのある、いわゆるバラの香り
タイプ分類・・・バラの家が、病気への強さや樹勢などをもとに、育てやすさを分類したものです
生育期間の3月〜11月に、タイプ1は月1回、タイプ2は月2回というように、薬剤散布の回数の目安が示されています
バラの家の特性表の説明
タンタウ・・・ドイツのバラ育種生産会社
代表作にレイニーブルー、ハンス・ゲーネバインなどがある

中耕(ちゅうこう)・・・株元の土の表面を軽くかいてほぐすこと
これをすることで水はけや通気性が良くなり根が元気になる
チュウレンジハバチ・・・オレンジ色の腹の黒い虫
バラの茎にお尻の針を刺して産卵する
幼虫は葉を食べる

デビッド・オースチン・・・イギリスのバラ育種生産会社
デビッド・オースチン社のバラをイングリッシュローズと呼ぶ
ディープ・カップ咲き・・・花を横から見た時にティー・カップのような形をしているものをカップ咲きと呼ぶ
そのうちカップの深いもののこと
デルバール・・・フランスのバラ育種生産会社
カップ咲きやロゼット咲きのバラと、花色に絞りが入った個性的なバラの両方を育種
代表作にナエマシャンテロゼミサトクロード・モネなどがある
殿堂入りのバラ・・・3年に1回開催する世界バラ会議で選出される世界中で愛されている名花
世界中のどの環境でも育てやすく普遍的な美意識から選ばれた美しさを持つ、栄誉あるバラのこと
これまでにアイスバーグニュードーンピエール ・ド・ロンサールグラハム・トーマスなどが選ばれている

摘蕾(てきらい)・・・花を咲かせずに株を育てたいときなどに、蕾を摘み取ることです
夏の花を咲かせないようにするときにも行います
リラの1年目の摘蕾について
レディ・エマ・ハミルトンの夏の摘蕾
テッポウムシ・・・カミキリムシの幼虫
な行
夏剪定・・・秋に花を咲かせるため、夏の終わりに枝を切り戻す作業です
四季咲きの木立性のバラは、8月下旬〜9月上旬ごろが作業の目安です
一季咲きのつるバラは、夏剪定で秋の花を咲かせることはできません
四季咲きや繰り返し咲きのシュラブは、秋に咲かせるために夏剪定をする品種もあります
暑さで弱った株は、花を咲かせるより回復を優先します
バラの家の夏剪定の説明
根鉢・・・植物を鉢から抜いたときにその株についている根と土が一塊りになっている部分のこと
は行
ハークネス・・・イギリスのバラ育種生産会社
代表作にスージー、プリンセス・オブ・ウェールズなどがある
花がら摘み・・・咲き終わった花を取り除くことです
花びらが散る前に、花の下の枝を切って取り除きます
鉢増し・・・根鉢を大きく崩さずに、一回り大きな鉢へ植え替えることです
今の鉢から抜いた株を新しい鉢に入れ、周囲に培養土を足します
鉢増しに使う、バラ用の培養土です
ハードピンチ・・・枝をハサミでピンチ(蕾や葉、枝を切り取る)すること
波状弁咲き(はじょうべんざき・なみじょうべんざき)・・・花弁が強く波打つ花形
オデュッセイアスパニッシュビューティ など

バラゾウムシ(クロケシツブチョッキリ)・・・バラの新芽や蕾を食べる

半剣弁高芯咲き(はんけんべんこうしんざき)・・・花弁の先がややとがり、花の中心が高く盛り上がる咲き方です

半日陰・・・1日に3〜4時間日が当たる場所のこと
直接太陽の光が当たらなくても周囲がひらけていて明るい場所は明るい日陰という
ピンチ・・・枝先などを摘み、伸び方や枝分かれを調整することです
指で摘むのがソフトピンチ、ハサミで切るのがハードピンチです
ブッシュ・・・木立性(こだちせい)とも呼ばれる
バラの樹形の一つ
枝が比較的太くて硬く、自立する
四季咲き性のモダンローズやチャイナ系やティー系に多い樹形
四季咲き
ベーサルシュート・・・株の根元から伸びる、勢いのある新しい枝です
翌年以降の株を作る大切な枝になります
木立性のバラは、枝先が柔らかいうちにピンチして枝分かれを促します
つるバラは、誘引するための長い枝として育てるので、木立性と同じようにはピンチしません
バラの家のベーサルシュートの説明
枝の途中から出る新芽はサイドシュート
宝珠弁咲き(ほうじゅべんざき)・・・先のとがった花弁を持つバラの咲き方です
比較的新しい品種によく見られ、人気がある
ノヴァーリスやシャリマー、ガブリエルなどが宝珠弁咲きとして知られる

ボタンアイ・・・ロゼット咲きの重なり合った花びらが開いていき、花の中心付近の花弁が内側に向かって巻き込み、ボタンのように見える部分

ポンポン咲き・・・外側の花弁が、付け根から下向きになるまで強く反り返り、花を横から見ると球形に近い形に見える咲き方

ポンポン咲きの花を楽しめる夢乙女の苗です
ま行
丸弁平咲き・・・花弁の縁が外側に反転しないものを丸弁、花を横から見た時に平らなものを平咲きという
この二つを合わせた咲きかたを丸弁平咲きという
ミルラ香・・・バラの香りの一種
ミルラとはイギリスでガーデンミルラまたはスイートシスリーと呼ばれるハーブのことを指すが、このハーブに似た香りを持つことから、ミルラ香と表現される
フェンネルのような甘い香りを放つアニスに似た香りと言われる
メイアン・・・フランスのバラ育種生産会社
代表作はルージュ・ピエール・ド・ロンサールやボレロなど
芽かき・・・混み合っている芽や、残さない芽を取り除くことです
蕾を摘む摘蕾とは違う作業です
や行
用土替え・・・鉢の古い土を取り除き、新しい土に替える作業です
鉢増しとは違い、古い土や根を整理して植え直します
ヨトウムシ・・・夜盗虫
バラの葉を食べる害虫でヨトウガという蛾の幼虫
昼の間は土に隠れていて夜になると活動を開始し、花やつぼみ、葉を食べる
ら行
ロサオリエンティス・・・木村卓功氏による日本のバラのブランドです
シェエラザード、オデュッセイア、ダフネ、シャリマーなどがあり、このブログではリラやブルーグラビティ、フレーズも育てています
フレーズの花と、勢いよく育つ株の記録
ローテーション散布・・・作用の異なる薬剤を組み合わせ、順番に使うことです
同じ作用の殺菌剤を続けて使うと、効きにくい耐性菌が生じることがあるため、作用の異なるものを順番に使います
商品名が違っていても作用が同じ場合があるので、成分と作用を確認して組み合わせます
ロゼット咲き・・・花を横から見た時に平たく、外側の花弁ほど大きく、中心に近づくほど小さくなりながら整然と配列している咲き方
特にロゼット咲きの中でも花心が数個に割れているものを、クォーター・ロゼット咲きと呼ぶ











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