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バラ初心者が栽培した「アイスバーグ」①1年中咲く清潔感のある白バラ 強健で半日陰可

バラ栽培を始めて3年。初心者向けのバラだけ育てています。

「アイスバーグ」はどんなバラ?

花付きの良いバラ

白い丸弁平咲きで、房になって咲きます。

花付きがとても良く、春以降も繰り返し咲きます。

秋にも春と変わらない数の花が咲きます。

10月下旬。ピンク色の蕾が多くついている。

樹高1.2mとあまり大きくなりません。

殿堂入りのバラ

3年に1度開かれる「世界バラ会議」で、世界中で愛され栽培されているバラが選ばれ「殿堂入りのバラ」として登録されます。

これまでに選ばれたのは「ニュードーン」「クイーン・エリザベス」「ピエール・ド・ロンサール」などいずれも耐病性が高く人気のあるバラばかりです。「アイスバーグ」は1983年に選ばれ殿堂入りしています。

栄誉の殿堂入りのバラ「ピエール・ド・ロンサール」

世界で最も人気

ドイツのコルデス社から1958年に作出されました。元々の名はドイツ語で「白雪姫」を意味する「シュネーヴィッチェン」。

英語圏では「アイスバーグ」として知られ日本でもこう呼ばれます。世界中で愛されているバラです。60年以上前のバラだが現在でも人気があります。

10月下旬「ぎふワールド・ローズガーデン」のスタンダード仕立ての「アイスバーグ」

枝変わりに「ピンク・アイスバーグ」、つるバラの「クライミング・アイスバーグ」があります。

「ピンク・アイスバーグ」の枝変わりに「ブリリアント・ピンク・アイスバーグ」、「ブリリアント・ピンク・アイスバーグ」の枝変わりに「バーカンディ・アイスバーグ」があります。

「ブリリアント・ピンク・アイスバーグ」

栽培して気付いた「アイスバーグ」の魅力

日陰に本当に強い

「日陰でも咲くバラ」と検索すると必ずヒットするバラです。実際うちの北向きの玄関脇でもよく咲いてくれます。他のバラがあまり育たない日陰でも良く咲きます。

1年中良く咲く

夏も冬もよく咲きます。夏は花が小さくなるので蕾を摘みますが、摘み忘れると強い日差しの中健気に咲いています。

冬は放っておくと2月の雪の中でも咲いています。こんなに寒い中咲くのは「レディ・エマ・ハミルトン」とこのバラだけです。

10月下旬の「アイスバーグ」。よく咲く。

「アイスバーグ」の欠点

耐病性は中程度

最近の新しいバラと比べると、耐病性に劣ります。

月2回程の薬剤散布が必要で、怠ると黒星病になってしまいます。

ただ、黒星病になって葉を落としても、またすぐに新しい葉を付ける強さがあります。

葉のきれいさにこだわらなければ、それ程手間をかけなくても育てられるバラだと言えます。

咲き進むとシベが見える

香りが弱め

ティーの香りはあるが弱めです。ただ多花性なので全体としては香ります。株の前を通ったときにふわりと香るイメージです。

こんな方におすすめ

日陰でバラを育てたい

建物の北側などそれほど日当たりが良くない場所でもよく花が咲きます。花は白く葉は黄緑色で清潔感があり明るい印象なので、日陰に明るさを加えることができるバラです。

10月下旬。朝1時間ほど日が当たる北側で咲く。

手間をかけないで1年中咲いているバラが欲しい

5月から翌年2月まで花が咲きます。咲いていないのは3月と4月の2ヶ月だけです。

玄関前などいつも花を咲かせておきたい場所に植えるのに最適です。ドイツ生まれのせいか冬に元気で、お正月に花を部屋に飾ることもできます。

11月上旬の「アイスバーグ」

強健で病気になりにくいので手間もかかりません。うちでは年数回しか薬剤散布しないのでたまに黒星病になりますが、葉を落としてもすぐに新しい葉が生えて花も咲きます。

最近の黒星病になりにくい品種に比べると、黒星病になりにくいというわけではないのですが、病気になっても復活する強さがあります。

トゲも多すぎず前を通るたびに引っかかるということもなく、扱いやすいバラです。

初心者へのおすすめ度

★★★★☆

手間がかからず1年中咲くのでおすすめです。ただ、花が地味で華やかなバラのイメージとは違うかもしれません。「アイスバーグ」の栽培記録はこちら(「アイスバーグ」②)

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