「イングリッシュ・ヘリテージ」はイングリッシュローズですが、もう廃盤になっていて入手しにくい品種です。新しいイングリッシュローズは「サイラス・マーナー」など耐病性が高く花も美しく優れていますが、この「イングリッシュ・ヘリテージ」も花の美しさでは引けを取りません。
3月中旬〜大苗入手
3月19日〜大苗が届きました
バラ苗販売の大手バラの家が「もう廃盤イングリッシュローズは扱わないので、これが最後の販売になる」と発表しました。慌てて最後の販売品種を見ると、前から気になっていた「イングリッシュ・ヘリテージ」があります。何としてでもこの機会に手に入れないと、もう育てられないかもしれません。
発売当日は、発売1時間前からスマホをそばに置き、販売が始まったらすぐにHPにアクセスして購入できるように準備していました。その甲斐あって無事「イングリッシュ・ヘリテージ」とその枝変わりの「ローズマリー」を手に入れました。
購入から数日後、苗が届きました。縦長の大きな段ボール箱に期待が高まります。
中に大苗が二つ入っています。
立派な苗です。
もう3月なので、少し芽が出ています。
新芽付きの大苗です。
根元のビニール紐を外します。以前、他のバラでうっかりこのビニール紐を取り忘れ、株が成長して食い込んでしまったことがあります。
あとで外せばいいや、と思っていたら、株の成長が予想外に早く、しっかり食い込んでいました。そうなると外すのが大変になるので、今のうちに外しておきます。
3月下旬
3月27日
芽が伸びてきました。
隣は一緒に購入した「ローズマリー」です。「ヘリテージ」の枝変わりなので、そっくりです。
3月30日
新芽が伸び出したこの時期に薬剤散布しておくと、今後の黒星病予防に効果があるそうなので、スプレーをします。
4月上旬
4月4日
最高気温20度を超える暖かい日です。外で作業をしていると暑いくらいです。バラの葉も増えてきました。
4月10日
最高気温27度の暑い日です。
冬に購入した大苗を、購入時の鉢のままで育てるのはこれが初めてです。今までは苗が届くとすぐに地植えにしていました。
今回は購入したのが、バラの家の「カタログ落ちイングリッシュローズ販売終了のお知らせと最後の販売」の際に購入した苗なので、手元に届いたのが遅く、購入時の鉢のままで過ごすことにしました。
購入時の鉢のままで育てて、春の花が終わったら梅雨までに植え替えすれば良いとのことですが、こんな暑い日には水切れが心配です。
4月中旬
4月12日
最近は暑い日が続いていて、昨日も今日も最高気温27度です。4月ですが普通に夏のようになっています。
写真を撮ろうと庭に出ると、なんと!「イングリッシュ・ヘリテージ」が萎れています!
隣の「ローズマリー」もです。
昨日もちろん水を与えたんですが、やっぱりこう暑いと1日1回の水やりでは足りなかったようです。
ウォータースペースに水をためて、染み込んだらまた水をやって、と3回ウォータースペースに水を溜めた後に、鉢底から水が流れ出てきました。だいぶ乾いていたようです。
大苗購入時のこの鉢のまま育てるのは初めてですが、水やりが大変そうです。やっぱり大苗を購入したらすぐに地植えか大きな鉢に植え替える方が自分には向いていそうです。
特に「イングリッシュ・ヘリテージ」のように生育旺盛なタイプのバラにとって、大苗購入時の鉢はすぐに小さくなってしまうと思います。
春の開花後の5月くらいに10号から12号の鉢に植え替えるのが良いそうですが、それまでの暑さで水切れして失敗してしまわないか心配です。
4月16日
エアコンの室外機の上に置いています。本当は載せない方がいいです。
まだ小さいですが蕾があります。
5月上旬
5月2日
蕾が増えてきました。「イングリッシュ・ヘリテージ」は真っ直ぐ上へ伸びるタイプのようです。
色づいた蕾もあります。
5月6日
少し蕾を摘んだ方が良かったかもしれません。
もうすぐ咲きそうな蕾です。
5月9日
花が開きかけてきました。
きれいなピンクです。
可愛らしい花です。
花のアップです。
5月10日
開花しました。
美しいです。
カップ&ソーサーの形です。
まだ蕾がたくさんあります。
5月中旬
5月12日
イングリッシュローズは花もちの悪いものが多いですが、このバラもやっぱり悪いです。
5月15日
美しい形の花が咲きました。
5月18日
まだまだ上に伸びます。小さな鉢なのでバランスが悪いです。
5月20日
花もちが悪いです。開花して2日で散ってしまいました。
咲き進むとこんな形になります。
カタログ落ちしてしまったイングリッシュローズの中でも、この「イングリッシュ・ヘリテージ」は人気が高く、自分もどうしても育ててみたかったバラです。花は期待通り美しく、樹勢も強いので育てやすそうです。ただ花もちは本当に悪いです。
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