ルドゥーテは、淡いピンクの花が美しいイングリッシュローズです
花弁がぎゅっと詰まったカップ咲きから、外側の花弁が開くカップ&ソーサーの姿を見せてくれます

花もちは悪く、黒星病への手入れも必要です
それでも、葉を落としたあとに回復して花を咲かせる姿には、強さを感じます
短い開花でも育てたいと思う花の魅力と、実際に気になった点を紹介します
ルドゥーテはどんなバラ?
メアリー・ローズの枝変わり
ルドゥーテは、イングリッシュローズのメアリー・ローズから生まれた枝変わりです
元のメアリー・ローズは濃いピンク、ルドゥーテは淡いピンク、同じ枝変わりのウィンチェスター・キャシードラルは白い花です
「白に近いピンク」と紹介されることもありますが、育てているルドゥーテは、淡くてもしっかりピンク色に見える花が咲きます

| 項目 | 特徴と育てた感想 |
|---|---|
| 花色 | 淡いピンク 白い花が咲いたこともある |
| 花形 | カップ咲きからカップ&ソーサーに 形が崩れて咲くこともある |
| 花つき | 春以降も繰り返し咲き、秋にも花を楽しめる |
| 花もち | 悪いと感じる 朝咲いた花が夕方に散ることもある |
| 病気・生育 | 黒星病は気になるが、葉を落としても回復する強さを感じる |
| 入手 | カタログ落ちしており、現在は苗を入手しにくい |
育てて感じた魅力〜花形と、繰り返し咲く楽しさ
カップ&ソーサーの花形が美しい
ルドゥーテの一番の魅力は、美しい花形だと思います
丸いカップ咲きで、外側の花弁が開くとカップ&ソーサーのような形になります

いつも同じように整って咲くわけではなく、形が崩れた花が咲くこともあります
だからこそ、きれいに開いた花を見ると嬉しくなります

春だけでなく、秋にも花を見られる
花弁がぎゅっと詰まった花がよく咲き、春以降も返り咲きます
ひとつの花が長くもつわけではありませんが、次の蕾を待つ楽しみがあります

注意したいのは、花もちの悪さ
花もちは悪いと感じます
きれいに咲いたと思ったら、もう散ってしまうこともあります
朝に咲いた花が夕方には散っていたり、翌日には色が薄くなって花形が変わったりします

切り花や庭の花に長い日もちを求める方には、向かないかもしれません
それでも、一番きれいなときの花を見ると、やっぱり好きだと思ってしまいます
黒星病への強さと、回復する力は別に考えたい
病気にかからないバラではない
実際に育てると、サイラス・マーナーやザ・ミル・オン・ザ・フロスと比べて、ルドゥーテは黒星病が気になります
手入れをせずにきれいな葉を保ち続けられる、という印象ではありません
栽培していた当時は、月2回ほどの薬剤散布を目安に手入れしていました
これは育てた環境での管理経験です
実際の薬剤の使用間隔や回数は、それぞれの製品の表示に従います
葉を落としても、秋に花を咲かせる頼もしさ
一方で、育てていて強健だとも感じます
夏の暑さなどで葉を落としても、秋には回復してきれいな花を咲かせてくれました
黒星病へのかかりにくさと、弱ったあとに育ち直す力は、分けて考えたいところです

「古いバラだから弱い」と一括りにはできません
葉の病気には気を配りながらも、花を咲かせてくれる株の力強さには魅力を感じています
白い花が咲くことも〜枝変わりを見つける楽しみ
育てているルドゥーテには、淡いピンクだけでなく白い花が咲いたことがあります
枝変わりでウィンチェスター・キャシードラルになったようです

育てていて、枝変わりしやすい品種だと感じます
メアリー・ローズも育てていますが、こちらでも淡いピンクの花が咲いたことがあります
必ず違う色の花が咲くわけではありませんが、こうした変化に出会えるのも楽しみです
白い花とピンクの花が同じ株で咲いた様子や、翌日の変化は、ルドゥーテを鉢植えで育てた春の記録で紹介しています
名前の由来は、バラを描いた画家ルドゥーテ
このバラには、植物画家ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテの名が付けられています
現在のベルギーに生まれ、マリー・アントワネットやナポレオン皇妃ジョセフィーヌにゆかりのある画家で、代表作は『バラ図譜』Les Roses です
バラの花だけでなく、名前から絵画や歴史につながっていくところも、品種を知る楽しみの一つです
画家についての参考:ルドゥーテ美術館、米国議会図書館『Les roses』
ルドゥーテをおすすめしたいのは、こんな方
淡いピンクの花と、カップ&ソーサーの花形に惹かれる方におすすめしたいバラです
花もちが悪くても、咲いたときの美しさを大切にしたい方には、魅力のある品種だと思います
一方で、病気への手入れをなるべく減らしたい方や、長く咲き続ける一輪を楽しみたい方には、気になる点もあります
「初心者に何でもすすめられるバラ」というより、長所も短所も知ったうえで、好きな花を育てたい方に向くと感じます
入手しにくいルドゥーテと、メアリー・ローズの苗
ルドゥーテはカタログ落ちしており、現在はショップで苗を見つけるのが難しい品種です
元になったメアリー・ローズには販売されている苗がありますが、ショップや時期によって在庫が変わります

濃いピンクのメアリー・ローズにも、ルドゥーテにつながる花の魅力があります
苗を探す方は、下のリンクから販売状況や苗の大きさ、発送時期を確認してください











コメントを残す