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ルドゥーテを育ててみた〜淡いピンクのカップ&ソーサーと、花もち・黒星病への強さ〜

ルドゥーテは、淡いピンクの花が美しいイングリッシュローズです
花弁がぎゅっと詰まったカップ咲きから、外側の花弁が開くカップ&ソーサーの姿を見せてくれます

2025年5月の一番花 鉢植えで咲いたルドゥーテ
2025年5月の一番花 鉢植えで咲いたルドゥーテ

花もちは悪く、黒星病への手入れも必要です
それでも、葉を落としたあとに回復して花を咲かせる姿には、強さを感じます
短い開花でも育てたいと思う花の魅力と、実際に気になった点を紹介します

ルドゥーテはどんなバラ?

メアリー・ローズの枝変わり

ルドゥーテは、イングリッシュローズのメアリー・ローズから生まれた枝変わりです
元のメアリー・ローズは濃いピンク、ルドゥーテは淡いピンク、同じ枝変わりのウィンチェスター・キャシードラルは白い花です

「白に近いピンク」と紹介されることもありますが、育てているルドゥーテは、淡くてもしっかりピンク色に見える花が咲きます

4月に咲いたルドゥーテ 春のピンクの花
4月に咲いたルドゥーテ 春のピンクの花
項目特徴と育てた感想
花色淡いピンク
白い花が咲いたこともある
花形カップ咲きからカップ&ソーサーに
形が崩れて咲くこともある
花つき春以降も繰り返し咲き、秋にも花を楽しめる
花もち悪いと感じる
朝咲いた花が夕方に散ることもある
病気・生育黒星病は気になるが、葉を落としても回復する強さを感じる
入手カタログ落ちしており、現在は苗を入手しにくい

育てて感じた魅力〜花形と、繰り返し咲く楽しさ

カップ&ソーサーの花形が美しい

ルドゥーテの一番の魅力は、美しい花形だと思います
丸いカップ咲きで、外側の花弁が開くとカップ&ソーサーのような形になります

春に咲いた、整った花形のルドゥーテ
春に咲いた、整った花形のルドゥーテ

いつも同じように整って咲くわけではなく、形が崩れた花が咲くこともあります
だからこそ、きれいに開いた花を見ると嬉しくなります

2025年5月の一番花 淡いピンクの花を次々に咲かせたルドゥーテ
2025年5月の一番花 淡いピンクの花を次々に咲かせたルドゥーテ

春だけでなく、秋にも花を見られる

花弁がぎゅっと詰まった花がよく咲き、春以降も返り咲きます
ひとつの花が長くもつわけではありませんが、次の蕾を待つ楽しみがあります

11月中旬にも咲いたルドゥーテ
11月中旬にも咲いたルドゥーテ

注意したいのは、花もちの悪さ

花もちは悪いと感じます
きれいに咲いたと思ったら、もう散ってしまうこともあります
朝に咲いた花が夕方には散っていたり、翌日には色が薄くなって花形が変わったりします

11月中旬 開花から2日ほど経った花
11月中旬 開花から2日ほど経った花

切り花や庭の花に長い日もちを求める方には、向かないかもしれません
それでも、一番きれいなときの花を見ると、やっぱり好きだと思ってしまいます

黒星病への強さと、回復する力は別に考えたい

病気にかからないバラではない

実際に育てると、サイラス・マーナーやザ・ミル・オン・ザ・フロスと比べて、ルドゥーテは黒星病が気になります
手入れをせずにきれいな葉を保ち続けられる、という印象ではありません

栽培していた当時は、月2回ほどの薬剤散布を目安に手入れしていました
これは育てた環境での管理経験です
実際の薬剤の使用間隔や回数は、それぞれの製品の表示に従います

葉を落としても、秋に花を咲かせる頼もしさ

一方で、育てていて強健だとも感じます
夏の暑さなどで葉を落としても、秋には回復してきれいな花を咲かせてくれました
黒星病へのかかりにくさと、弱ったあとに育ち直す力は、分けて考えたいところです

10月下旬に咲いたルドゥーテ
10月下旬に咲いたルドゥーテ

「古いバラだから弱い」と一括りにはできません
葉の病気には気を配りながらも、花を咲かせてくれる株の力強さには魅力を感じています

白い花が咲くことも〜枝変わりを見つける楽しみ

育てているルドゥーテには、淡いピンクだけでなく白い花が咲いたことがあります
枝変わりでウィンチェスター・キャシードラルになったようです

ルドゥーテの株に咲いた白い花
ルドゥーテの株に咲いた白い花

育てていて、枝変わりしやすい品種だと感じます
メアリー・ローズも育てていますが、こちらでも淡いピンクの花が咲いたことがあります
必ず違う色の花が咲くわけではありませんが、こうした変化に出会えるのも楽しみです

白い花とピンクの花が同じ株で咲いた様子や、翌日の変化は、ルドゥーテを鉢植えで育てた春の記録で紹介しています

名前の由来は、バラを描いた画家ルドゥーテ

このバラには、植物画家ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテの名が付けられています
現在のベルギーに生まれ、マリー・アントワネットやナポレオン皇妃ジョセフィーヌにゆかりのある画家で、代表作は『バラ図譜』Les Roses です

バラの花だけでなく、名前から絵画や歴史につながっていくところも、品種を知る楽しみの一つです

画家についての参考:ルドゥーテ美術館、米国議会図書館『Les roses』

ルドゥーテをおすすめしたいのは、こんな方

淡いピンクの花と、カップ&ソーサーの花形に惹かれる方におすすめしたいバラです
花もちが悪くても、咲いたときの美しさを大切にしたい方には、魅力のある品種だと思います

一方で、病気への手入れをなるべく減らしたい方や、長く咲き続ける一輪を楽しみたい方には、気になる点もあります
「初心者に何でもすすめられるバラ」というより、長所も短所も知ったうえで、好きな花を育てたい方に向くと感じます

入手しにくいルドゥーテと、メアリー・ローズの苗

ルドゥーテはカタログ落ちしており、現在はショップで苗を見つけるのが難しい品種です
元になったメアリー・ローズには販売されている苗がありますが、ショップや時期によって在庫が変わります

ローズガーデンで撮影したメアリー・ローズ
ローズガーデンで撮影したメアリー・ローズ

濃いピンクのメアリー・ローズにも、ルドゥーテにつながる花の魅力があります
苗を探す方は、下のリンクから販売状況や苗の大きさ、発送時期を確認してください

ルドゥーテの栽培記録

地植えから鉢植えにして、枝を誘引した記録
鉢植えで迎えた春〜淡いピンクの花と、花色の変化・花もち

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