クレア・オースチン はどんなバラ?
淡いクリーム色〜白色のバラ
咲き始めは淡いクリーム色、咲き進むと白くなります。うちでは隣のアイスバーグが真っ白なバラなので、クリーム色が目立って見えます。一般的には白バラに分類されます。ジュード・ジ・オブスキュアほど黄色みがありません。
写真は11月上旬の花です。蕾はレモン〜クリーム色。
咲き始めは淡いクリーム色。
先進むと白くなります。11月上旬の花。
11月中旬の花。整った花の形が美しいです。
デビッドオースチンの娘の名のバラ
イギリスのデビッドオースチン社の作出したバラをイングリッシュローズといいますが、クレア・オースチン はデビッドオースチン社の創業者デビッドオースチンの娘の名が付けられています。
ミルラの香りです。フルーツやダマスクの香りとは異なり、好みに好き嫌いがあるかもしれません。
栽培して気付いたクレア・オースチン の魅力
花と葉が爽やかで美しい
自分の娘の名を付けるくらいだから余程の自信作なのかな?と期待して購入し、目につく場所に植えました。
花が美しいのはもちろん、葉も美しく、全体が美しいバラです。
花色は、蕾のレモン色→咲き始めの淡いクリーム色→白へと変化しますが、どの色も透明感があります。
葉色は明るく、爽やかな印象です。淡い色の花とよく合います。また、枝が柔らかいのでしなやかな印象です。
多分、自信作なんだと思います。
11月中旬の花です。地面に花弁が散っています。イングリッシュローズなので、やっぱり花もちが悪いです。
年中良く咲く
四季咲きで良く咲くので真夏にも蕾をよく付けます。せっせと摘んでいたはずがうっかり花を咲かせてしまいました。夏の花は小さいですが花弁は多く、これはこれで美しいです。
9月中旬の花。本来の花の形とは随分違います。
晩秋まで咲きます。
下の写真は11月中旬に咲いた花です。春のようには咲きませんが、まあまあ咲きます。
12月中旬の花。花数が少なくなり、花の大きさも小さくなりました。この時期まで咲いてくれれば十分です。
栽培して気付いたクレア・オースチン の欠点
花持ちが悪い
イングリッシュローズの多くがそうですがこのバラも花持ちが悪いです。せっかく花が咲いても数日で散ってしまいます。
ただ、このバラは蕾を多く付けるので、次から次へと花が咲き、花持ちの悪さはそれほど気にならないかもしれません。
写真は咲いて3日目の花です。もうすぐ散ります。
こんな方におすすめ
典型的なイングリッシュローズが好き
カップ咲きの花が美しく、花もちが悪い。ミルラの香り。ぎっしり詰まった花びら。ザ・イングリッシュローズと言えるのではないでしょうか?
10月上旬の花。きれいなカップ咲きになっています。
あまり広くない場所でつるバラを楽しみたい
クレア・オースチンは半つる性で良く枝を伸ばすのでつるバラとして仕立てられます。枝が細めで柔らかいため誘引が容易です。
雨の後で花弁が傷んだ花です。枝が細いので、うつむいて咲いています。
つるバラに分類されるバラのように大型化しないので、狭いスペースでも楽しめます。
初心者へのおすすめ度
★★★★☆
病虫害に強い。2週間に1回薬剤散布をすればきれいな葉を保てるとは思いますが、2週間に1度はなかなか大変です。
夏の間3ヶ月間薬剤散布をサボって黒星病になりましたが、葉を落としてもまた新しい葉が生えてきて蕾を多く付けます。
写真は11月上旬の花です。葉には少し黒星病がでています。黒星病にかかっても花はちゃんと咲くのですが、やっぱり全体の見た目が悪くなります。花はきれいなんですが。
下の写真は11月中旬の花です。まだまだ咲きます。
無農薬は無理でも1ヶ月に1度程度の薬剤散布でも美しい花が楽しめると思います。
手間がかからず、何よりとても美しい花と葉。バラ初心者の方へおすすめできるバラです。
この後の栽培記録はこちら(クレア・オースチン②)
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