家の北側に植えた「サマー・メモリーズ」は、冬にはほとんど日が当たらないにもかかわらず、春から冬までよく花を咲かせてくれる頼もしいバラです。「サマー・メモリーズ」の特徴などについてはこちら(「サマー・メモリーズ」①)
2月下旬〜剪定
北側に植えてあるので、冬は昼間でもあまり日が当たりません。朝は東からの日が短時間当たるのですが、基本的には日陰です。
家の陰になって暗いです。
こんなに日当たりが悪いのに健康的な葉です。それほど肉厚な葉ではありません。去年は夏に黒星病になって葉が落ちてしまいました。でも秋にはまた新しい葉が茂って、花もよく咲いた強いバラです。
手で葉を取り除いていきます。
葉を全部取り除きました。
細い枯れ枝が何本かあるので、根本から切っていきます。
手前に突き出している枯れ枝も切り取ります。
もう新芽が出てきています。
向かって右の方の枝だけ、麻紐でフェンスに留めました。
3月上旬〜寒肥と害虫予防
寒肥
3月6日、本当に遅くなってしまいましたが、寒肥を施します。遅くなった上に深い穴を掘るのも大変なので、バラの根元周辺を浅く掘って、そこへ堆肥と有機肥料を入れる方法で行います。
枯れた雑草と落ちた葉、アイビーが入り乱れています。
とりあえず雑草と枯れ葉を取り除きます。
バラの隣に植えた「ラムズイヤー」です。宿根草なので冬は地上部分が枯れて、根が生きています。でも地表部もまだ完全には枯れていません。
「ラムズイヤー」と「アイビー」が植えられている以外の所を浅く掘りました。
浅い穴に堆肥と有機肥料を入れます。
使う堆肥はローズショップの「バラ専用馬ふん堆肥」、有機肥料は「花ごころ特選有機バラの肥料」です。
茶色いのが馬ふんです。サラサラしていて匂いもそれほどないので扱いやすいです。茶色の上の白っぽい粒々が有機肥料です。目分量です。もう少し多い方が良かったかもしれません。
粒剤で害虫予防
3月になって新芽が出てくると、その新芽にアブラムシがついたりします。そこで、害虫対策をします。
この「ベニカXガード粒剤」は、土に混ぜるだけで害虫・病気予防に効果があります。手軽で便利なので、もうこれだけ使いたいのですが、やはり連続使用はできません。なので、他の薬剤とローテーションに組み入れます。
土の上に撒いて、スコップで土と混ぜます。
3月中旬〜黒星病を防ぐ
スプレーで黒星病対策
3月中旬になり、今日は日中の最高気温が20度と暖かいです。
新芽が出だした今のうちに、黒星病予防のスプレーをしておきます。まだ葉があまりなくても、この時期に薬剤散布しておくと、今後の黒星病予防に効果があるそうです。
手軽な「マイローズ殺菌スプレー」を使います。
枝というか、空中に散布している感じです。
マルチングで黒星病対策
マルチング材はいろいろありますが、堆肥は虫が寄って来そうなので避け、見た目が良く、かつ値段がそれほど高くないものということで「ベラボン」にしました。
見た目の好みで選ぶと「クルミの殻」も良かったのですが、値段が高めです。いつか使ってみたいとは思っています。
地植えのバラの根元にはもっと値段が安く、見た目も悪くない「ベラボン」を使うことにしました。
「ベラボン」って皆さんご存知でしょうか?自分は初めて知りました。天然ヤシの実のスポンジ状繊維をチップ状にしたものだそうです。洋蘭などの鉢花用として使われることも多く、吸水・保水・排水性に優れているそうです。
20リットル入りで約2,000円です。ちなみにクルミの殻はこの3倍の値段です。
軽いです。片手で20リットル入りを3袋、余裕で持てるほど軽く、扱いやすくて良いのですが、風で飛んでいってしまわないか心配になります。
これ一袋で、地植えの株5株にマルチングできたので、1株当たり4リットル使ったことになります。思ったより多く必要でした。
結局地植えのバラ全てには3袋では足りず、一部のバラはマルチングしていません。
4リットル分の「ベラボン」を敷いた「サマー・メモリーズ」です。
今のところまだ、風で飛んでいってしまったりはしていません。
3月下旬
3月21日、葉が育ってきました。
3月27日、日陰でも頑張っています。
4月上旬
4月10日
家の北側に植えてあるので、日中はあまり日が当たりませんが、朝早い時間だけ日が当たります。
4月下旬
4月23日
相変わらず健康的なつやつやした葉です。
蕾を見つけました。花は白いのですが蕾には色がついています。
家の南側の日当たりの良い場所に植えてあるバラにはもう開花しているのものありますが、北側のバラたちはまだ、ようやく蕾が出始めたところです。
4月27日
蕾が膨らんできました。
北側なので冬は昼間の短時間しか日が当たりません。こんな場所に植えてしまって申し訳ないのですが、さすがコルデスのバラ、隣の「アイスバーグ」と一緒に頑張ってくれています。でもやっぱり申し訳ないです。
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