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復活するか?「プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント」②〜2月から5月の作業と開花

植え替えで根を切ってしまうという失敗をした「プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント」は、他のバラが順調に葉を増やしていく3月になっても、まだ枝だけの姿です。このままもう枯れてしまうのでしょうか?

2月上旬

2月5日

1年前に大苗を購入して地植えにしていましたが、思ったように花が咲かなかった「プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント」をもっと手入れのしやすい場所に移植しようと思います。

南側で日当たりは良いのですが、手前に大きな木があるため、手入れがしにくいのです。地面には庭のグラウンドカバー用に植えた「ディコンドラ」がびっしり生えています。

スコップで掘り起こします。

去年、大苗を植えるときに大きな穴を掘って培養土を入れたので土が柔らかく、簡単に掘り起こせました。

掘り起こした株の根元に「ディコンドラ」がびっしり生えています。

熊手で「ディコンドラ」を引き剥がします。

向かって右側を半分取ったところです。

「ディコンドラ」を全部取ろうとしたらこんなになってしまいました。

「アレキサンドラ・オブ・ケント」の根もだいぶ切ってしまったようです。いくらなんでも根が少なすぎます。大丈夫でしょうか?

移植先に穴を掘り、堆肥と有機肥料を穴に入れます。堆肥は「バラ専用馬ふん堆肥」、有機肥料は「花ごころ特選有機バラの肥料」を使います。

堆肥と有機肥料を庭の土と混ぜて、苗を穴の中に置きます。

上から土を被せて水をたっぷり与えます。

熊手で根をずいぶん切ってしまいましたが、大丈夫でしょうか?枯れてしまうのではないかと心配になってきました。

3月上旬

3月5日

まだ枝だけの姿ですが、これから葉が出てきたときのために害虫と病気予防の粒剤を撒きます。

この「ベニカXガード粒剤」は去年から使っていますが、土の上に撒くだけで害虫と病気が予防できる便利な薬剤です。

こんなふうに撒いて、表面の土と軽く混ぜ合わせるだけです。

3月中旬

3月12日

2月に移植する際、根をだいぶ切ってしまったためか、まだ新芽も出てきません。枝だけが移植したときと同じ姿で立っているだけです。

葉も全くありませんが、この時期に薬剤散布しておくと、今後の黒星病の予防に効果があるそうなので、一応スプレーします。

それにしても細い枝です。

マルチングで黒星病対策

黒星病予防のためにマルチングをしたいと思ってはいたのですが、マルチング材を何にするか決まらず、これまで何もしてきませんでした。その結果「ディコンドラ」が大繁殖してしまいました。

そこで「ディコンドラ」と雑草対策のために、ようやくマルチングをすることにしました。

マルチング剤はいろいろありますが、植物性で見た目も良く、かつ値段がそれほど高くないということで「ベラボン」にしました。

「ベラボン」は天然ヤシの実のスポンジ状繊維をチップ状にしたものだそうです。洋蘭などの鉢花用として使われることも多いそうです。

吸水・保水・排水性に優れているそうなので、バラの株元がジメジメすることもなさそうです。

20リットル入りで約2,000円です。ちなみにクルミの殻はこの3倍の値段です。

片手で20リットル入りを3袋、余裕で持てるほど軽いです。外で使って風で飛んでいってしまわないのでしょうか?

これ一袋で、地植えの株5株にマルチングできたので、1株当たり4リットル使ったことになります。

4リットル分の「ベラボン」です。

3月19日

もう葉が出てきているバラも多い中、このバラはまだ芽が伸びてきていません。

3月下旬

3月23日

今日も枝だけの「アレキサンドラ・オブ・ケント」です。元々枝が細いところに葉もないので、さみしい感じです。

4月上旬

4月1日

他のバラはもう葉が茂ってきているのに、このバラはまだ枝だけです。枯れてしまったのかもしれません。

暖かくなって害虫の被害が心配なので、薬剤散布をします。まだ葉のない「アレキサンドラ・オブ・ケント」には必要ないような気もしますが、ついでなのでスプレーします。

写真下の青い花は「ベロニカ・オクフォード・ブルー」です。1年前に植えましたが、宿根草なので特別な世話をしなくても春に咲きます。

4月4日

最高気温が22度の暖かい日です。外で作業をしていると、強い日差しのせいで暑くなります。

やっと新芽が出てきました。他のバラに比べるとずいぶん遅いですが、よかったです。枯れてしまってはいなかったようです。

4月7日

枝の上の方に少しだけですが、葉があります。

4月中旬

4月11日

葉が増えてきました!やっとです。よかったです。

4月14日

一日中雨が降ったり止んだりの日です。葉が急に増えてきました。昨日まで強い日差しの暑い日でしたが、バラには良い気候だったのでしょうか。

4月下旬

4月22日

植え替えで根を痛めてしまったかと心配していた株がこんなに元気になってくれました。バラは強いとよく言われますが、本当です。

5月上旬

5月7日

最高気温27度の暑い日です。

蕾がこんなに膨らんできました。

5月9日

緑色の葉に赤い蕾が映えてきれいです。やっとここまできました。もう枯れてしまったかと半分諦めていたので、花が見られるのは嬉しいです。

開きかけてきた花です。

手前の蕾ももうすぐ咲きそうです。今日は昼から雨のようなので花弁が痛まないか心配です。

5月10日

花が開きかけてきました。

明日にはすっかり花が開くと思います。

5月中旬

5月11日

きれいに開きました。

数日で開花しそうな蕾がいくつかあります。右は「ジギタリス」です。今年は花が咲きそうです。

蕾は赤いです。

5月12日

手前の花が開きかけてきました。

剣弁高芯咲きのバラのようです。

蕾と咲き始めの花の色は赤に近く、咲き進むとローズピンクの花色になっていきます。

5月14日

開花して数日経った花です。ピンク色になっています。

咲いて間もない花は少し赤寄りのピンク色です。

5月15日

花が4輪咲きました。

実はもう1輪あります。上の写真の中央上、「ジギタリス」の葉に隠れていました。

「ジギタリス」の葉が大きすぎて、どうしても隠れてしまいます。

5月17日

花を部屋に飾ってみました。

花の直径は10センチです。

5月20日

新しい花が咲きました。

咲き初めが他のバラより遅かったので、まだこれから開花しそうな蕾がいくつもあります。

咲き初めは赤、咲き進むとローズピンクになります。

5月下旬

5月23日

きれいに咲いてくれて嬉しいです。

ただこの時期は暑くて、蚊も多いので、ゆっくり花を見られないのが残念です。

株がまだ小さくて花も重いので地面近くで咲き、写真が撮りにくいです。

5月25日

暑い中きれいに咲いてくれています。鉢植えのバラたちは4月から咲き始めたので、もうこの時期は花が終わっているのですが、この「プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント」は咲き初めが遅かったので、まだ咲いています。

でももう蕾もないので、これでいったん花は終わりだと思います。

イングリッシュローズの中でも特に大きな花を咲かせる「プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント」は本当に美しいバラです。花弁が多く、大輪でピンク色の花が咲くと庭でパッと目を惹きます。植え替え時に根をだいぶ痛めてしまったのにも関わらず、復活して春に花を咲かせてくれる、強健なバラでもあります。

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