バラ栽培を始めて3年。初心者向けのバラだけ育てています。
「ブルーグラビティ」はどんなバラ?
「青」に近い花色
2020年ロサ・オリエンティスから発表されました。赤みの少ない紫色の花色が特徴です。
中輪の花が房になって咲きます。一番外側の花弁が少しグリーンがかります。
四季咲きで、花持ちが良いバラです。香りはあまりありません。
紫色のバラを「青バラ」と呼びます。紫色で耐病性の高いバラは「ノヴァーリス」「プラム・パーフェクト」などがあります。これらの花色がピンク色に近いのに対し、この「ブルー・グラビティ」は「青」に近い花色です。
耐病性はまあまあ
耐病性も樹勢も「ノヴァーリス」「プラム・パーフェクト」より劣ります。ですが、初心者でも2種間に1回の薬剤散布を行えばきれいな葉を保てる、比較的育てやすい品種です。
春に新苗を購入
冬の大苗予約では、出遅れてしまい購入できなかった「ブルー・グラビティ」。春の新苗を手に入れました。
新苗は栽培が難しそうなので購入したことはありませんでした。「ブルー・グラビティ」が初めての新苗です。
届いた新苗は蕾をつけていましたが、新苗なので、我慢して蕾を摘み取りました。その後もいくつか蕾をつけましたが、全て摘み取りました。
11月から12月の「ブルー・グラビティ」
夏バテ&黒星病で大部分の葉を落としてしまいました。
寂しい株姿です。
新しい葉が生えては来ていますが、上の方にチョロチョロっとです。
11月上旬、蕾がつきました。
11月中旬。ゆっくり膨らんでいますが、気温も低くなってきたので咲かないかもしれません。
数日後、開きかけてきました。
11月中旬、ここまで咲いてきました。
上の写真の翌日です。
翌々日です。
12月中旬にも花が咲きました。小さく弱々しい花です。
1月下旬〜休眠期に鉢増しをする
鉢の表面の土がカチカチなのが気になるので、「鉢増し」をすることにします。
新しい鉢(リッチェル12号)と、古い鉢です。
用意するもの
- 培養土
- 元肥
- 鉢底ネット
- 一回り大きな鉢
新しい鉢に土を入れる
鉢に培養土を少し入れます。今回はハニーミントさんのバラ用の培養土を使います。
以前、ハニーミントさんで「ザ・ミル・オン・ザ・フロス」の鉢植えを購入した際に使われていたのが(多分)この土で、苗の発育がとても良かったので、この土は信頼しています。
ふわふわの軽い土です。
この上から元肥を入れます。元肥には、効き目がゆっくりの有機肥料が適しています。今回はローズショップさんのぼかし肥料を使いました。
古い鉢から株を抜く
株を鉢から抜きます。
鉢の周りにスコップ等を入れて、鉢と土の間に隙間を作っていくと、引き抜きやすいです。
株の根元を掴んでゆっくり鉢から引き抜きます。
綺麗に抜けました。
まあまあ根が張っています。
根をほぐす
休眠期なので、多少根を触っても問題ありません(休眠期以外は根を触ることはしません)。
熊手を使って優しく根をほぐします。
剪定バサミで土の表面を薄く削ります。こうすることで雑草の種などを取り除くことができます。
株を新しい鉢に入れる
株を土の上に置き、ちょうどいい高さになるように下の土の量を調整します。
上から土を加えます。
鉢を少し揺すったり、棒で鉢に近い部分を何回か刺したりして、隙間に土が行き渡るようにします。
水を与える
鉢底から水が流れ出るくらい、たっぷり水を与えます。
表面の水が引いたら、水やりチェッカー、サスティーを刺しておきます。
鉢増しはこれで終了です。
秋〜冬に咲いた花は小さかったですが、色は美しい、グレーがかった藤色でした。「ノヴァーリス」の花色も藤色ですが、この「ブルーグラビティ」の花色は「ノヴァーリス」の花色からさらに赤みを抜いた、青っぽい藤色です。春に美しい花色が見られるのが楽しみです。
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