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秋によく咲くバラ〜10月中旬のローズガーデンで咲いていたバラたち〜耐病性高く初心者向きのバラ

四季咲きや返り咲きのバラは秋にも咲きます。しかし、ほとんどのバラは春より花数が少なく、ポツリ、ポツリとしか咲かないバラもあります。そこで、ここではローズガーデンで見つけた秋によく咲くバラのうち、耐病性が高く初心者向けのバラを紹介します。

秋によく咲く赤系のバラ

マイローズ

2019年発表のロサ・オリエンティスの人気品種。

花径8センチの鮮やかな赤いバラ。鮮やかで小さめのころころとした花が多く咲きます。

写真は10月中旬にぎふワールド・ローズガーデンで撮ったもの。鮮やかで目立っていました。

低温期はやや濃い赤のカップ咲き、夏など高温期は明るい赤のロゼット咲き

前日は強い雨でしたが、花弁の傷みが見られません。

花持ちが良く、咲き進んでも花色の変化があまりないよう。

四季咲き性で秋もよく咲きます。香りはあまり感じませんでした。木立樹形。

うどん粉病、黒星病、どちらにもとても強く、庭木のように虫が出た時だけ薬剤散布を行えば良いそう。年に数回のみの薬剤散布できれいな葉を維持できるのはいいですね。

樹高90センチとコンパクトで葉が密に茂りまとまりがよいため、鉢植えにも向くとのこと。

花持ちが良いため切りバラにも向くとの説明。確かに花持ちは良さそうです。

ダブルノックアウト

耐病性の高いノックアウト・シリーズの一品種。

花径5センチの剣弁高芯咲き

花色はローズピンク〜赤で四季咲き。早春から晩秋まで咲き続けます。

横張りで樹高は90センチ程度とコンパクト。

香りはあまりありません。

上のマイローズに比べるとピンク寄りの花色。公共の公園でもよく栽培されています。

月に一回の薬剤散布できれいな葉を保つことができ、無農薬栽培も可能です。

秋によく咲く白系のバラ

レッチフィールド・エンジェル

リッチフィールド・エンジェルとも表記されます。

2006年作出のイングリッシュ・ローズです。

アイボリーの花色が咲き進むと白に変化。

咲き始めはディープカップ咲き、徐々にロゼット咲きへと変化します。

ローズガーデンで10月中旬に撮った写真です。よく咲いていました。

数輪の房咲きになって咲きます。

花径10センチの大輪。四季咲き。

横張り性で樹高120センチ程。香りはあまりありません。

樹勢が強く、強健種。イングリッシュ・ローズとしては珍しく、月1回程度の薬剤散布できれいな葉を保つ事ができるそう。

秋によく咲く紫系のバラ

シャドウ・オブ・ザ・ムーン

2020年ロサ・オリエンティス発表の新品種。

花径6センチの波状弁平咲きでライラック色の花が数輪の房で咲きます。

夏はピンク色が強くなるが、花の形はあまり変わりません。

花つきがよく、また、花持ちも良いです。

10月中旬の写真ですが、蕾も多くまだまだ咲きそう。

樹高0.9mとコンパクトなので鉢植えにも向きます。

1ヶ月に1回の薬剤散布できれいな葉を保つ事ができ、無農薬栽培も可能です。

秋によく咲くピンク系のバラ

シャリマー

2019年ロサ・オリエンティス発表の新しいバラ。

花径8センチの淡いピンクの花が数輪の房咲きで咲きます。宝珠弁咲き

ぎふワールド・ローズガーデンに多く植えられていましたが、本当にきれいでした。

枝が細く繊細な印象の株ですが、耐病性はとても高く、春の芽出しの頃・夏剪定の頃と、年に2回の薬剤散布できれいな葉を保つことができます。

四季咲き。樹高1.3m、ダマスクとティーとハーブの中香。

「愛のすみか」を意味するサンスクリット語から命名されました。

フューチャー・パフューム

コルデスのピンクのバラ。

花径8センチの半剣弁~ロゼット咲き。

四季咲き。半横張り性で樹高0.8~1.0mとコンパクトです。

前日が雨だったので少し花弁が痛んでいます。

上に向かってまっすぐ伸びた茎の上に、上向きに花が咲きます。

名前の通り、ダマスクの強い香りがあります。耐病性と香りの強さは反比例すると言われますが、その二つを両立させた画期的なバラ。

年に数回の薬剤散布できれいな葉を保つことができ、無農薬栽培も可能だそう。実際、秋の葉も病虫害の被害が見られずきれいでした。

トロイメライ

中輪のカップ咲き〜ロゼット咲きの花が房になって咲きます。四季咲き。

花色は基本アプリコット色ですが、濃いピンクと淡いピンク・黄色と様々な色が現れます。

蕾は白、咲き始めはアプリコット色、咲き進むとライラック色へと花色が変化。

枝が細く、うつむきがちに咲きます。

樹高1.4mのシュラブ。樹勢は強いです。

香りは強く、フルーツ・ティー・グリーンの香りです。耐病性の高さと強い香りを両立した画期的なバラの一つです。

花名はシューマンのピアノ組曲より。

セプタード・アイル

1996年作出のイングリッシュローズ。新しい品種ではないですが、耐病性が強く、月1回程度の薬剤散布できれいな葉を保つことができる、初心者向けのバラです。

花径8センチのカップ咲きの花が数輪の房となって咲きます。

咲き始めは濃いピンク、咲き進むと薄いピンクへと花色が変化。

10月中旬。美しいカップ咲き。

横張り性で樹高1.5m、樹勢が強いです。

ミルラの中香。

10月中旬にこんなに咲いていました。

秋によく咲く黄色系のバラ

コンテ・ドゥ・シャンパーニュ

2001年作出のイングリッシュローズ。

カップ咲きの花は、咲き始めは淡い黄色で咲き進むと白くなります。

樹高は150〜180センチと背が高いです。

病気に強く比較的育てやすいイングリッシュローズ。月2回程度の薬剤散布できれいな葉を保つことができます。

以上、秋のローズガーデンで目立ってよく咲いていたバラたちです。皆様のバラ選びの参考になれば幸いです。

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