トーマス・エイ・ベケットは、鮮やかな赤い花を次々と咲かせるイングリッシュローズです
トゲが大きくて数も多く、扱いにくいかもと思っていましたが、育ててみると期待以上に美しく、花つきの良いバラでした

生育旺盛な頼もしさと、枝が広がって株が暴れる扱いにくさの両方があります
花の美しさだけでなく、庭で育てて感じたことも含めて、2022年の春から初夏の記録をまとめました
トーマス・エイ・ベケットを育てて感じた特徴
花色は鮮やかな赤で、私にはマゼンタのようにも見えます
香りが良く、春には花もちの良さも感じました
一方、トゲの多さと、花首が長く下を向くところは、植える場所を考えたい点です
整いすぎない花形と、目を引く赤い花
花弁がきっちり並んだ端正なロゼットとは少し違い、どこか自由な形の花です
花の色は鮮やかで美しいのですが、花の形は安定せず、咲くたびに違う表情を見せると感じています
鮮やかすぎて庭で浮いてしまうかもと心配しましたが、実際に咲くと、遠くからでも目を引いて良い感じでした

デビッド・オースチンの公式の品種紹介では、2013年作出のクリムゾンレッドのバラで、自然に枝が広がる丈夫な品種として紹介されています
整った姿に収めるより、自然な雰囲気を楽しむ花壇に合いそうです
香りは、私にはダマスクの印象
花に顔を近づけると良い香りがします
公式にはオールドローズにレモンが混じる香りとされていますが、私にはレモンよりもダマスクの香りが印象に残りました

4月〜葉が茂り、初めての花が開く
巾着のような蕾が気になる
冬に地植えにした株は、3月から葉が増え、4月には枝が隠れるほど茂りました
4月10日は最高気温27℃と、まだ春なのに暑く、蕾が無事に咲くか気になりました

蕾は巾着のような、葉で何かを包んだような形です
ちゃんと開いてくれるのでしょうか、と眺めていました

雨の中で開き始め、4月19日に開花
4月17日、雨の中で花が少しずつ開き始めました
雨が上がった19日には、赤い花がしっかり開きました


春の花もち〜雨の後も花弁が残った
開花から4日ほど経っても咲いていた
イングリッシュローズは花もちが悪いものが多い印象がありますが、この春のトーマス・エイ・ベケットには、花もちの良さを感じました
4月22日には、開花から4日ほど経ち、何度か雨にも降られた花に、まだ花弁が残っていました

5月には1週間ほど楽しめた花も
5月12日には、1週間ほど前に咲いた花の花弁が落ちました
気温や雨によって違いはありますが、このときは春の花をゆっくり楽しめました

4月中旬から5月まで花が続いたのは、同じ一輪が1か月咲いていたという意味ではありません
花もちに加え、次の蕾が次々と開いて、株に花がある期間が長かったということです
5月〜次々咲く花と、暴れてきた株
蕾が多く、明るい葉に花色が映える
5月上旬にも蕾がたくさんあり、4月から続けて花を見られました
明るい葉の色が、鮮やかな花色をいっそう引き立てているようです

中輪とされる花ですが、色の存在感もあるのでしょうか、大輪のように見えることもあります
次々と咲いてくれる、本当に優秀なバラだと思いました

花首が長く、下を向くことも
5月14日には、花首が長く伸びて花が下を向いていました
花だけを見ると美しいのですが、株全体をすっきり見せるのは少し難しいです

5月18日には株全体が広がり、少しだらしない感じになってきました
花も小さくなり、切り戻したいのに、まだ蕾が結構あります
よく咲いてくれるだけに、切る時期に迷いました

33℃の日も、オルレアと一緒に咲く
5月29日は最高気温33℃の予報でした
鉢植えのバラは少し涼しい北側へ移動させましたが、地植えのこの株はそのままです
そんな暑さの中でも、花を見せてくれました

隣の白い花はオルレアです
こちらも長く咲いてくれる頼もしい花で、鮮やかな赤いバラに、白いレースのような花がよく合います

6月〜暑くなる頃に咲いた二番花
6月23日、30℃を超える日に開花
6月中旬には次の蕾が見え、23日に二番花が開きました
30℃を超える暑い日です
春に咲き続けた後、また花を見せてくれるのが嬉しいです

翌24日の花は、ダリアを思わせる形でした
端正に整った形とは違う、この少し自由な咲き方も面白いところです

春よりも小ぶりになった花
6月25日は32℃と暑い日でした
一番花の大きさに驚いた春に比べると、この頃の花は少し小ぶりです
暑い時期にも咲いた記録として、春の花と見比べると違いが分かります

この時期は害虫や病気の予防と、施肥も行っていました
ここでの丈夫さや花つきの感想は、そのような手入れをしたうえでのものです
トゲの多さと株の広がりを考えて、植える場所を選びたい
丈夫でも、トゲは手ごわい
育てていて強さを感じるバラですが、トゲは大きく、数も多いです
葉が茂ると見えにくくなっても、枝にはしっかり隠れています
私はこのトゲを考えて、花壇の後方に植えました
私なら、庭で伸び伸び育てたい
公式には鉢植えにも適するとされています
ただ、実際に枝が広がる姿や下を向く花を見ていると、私は鉢でこぢんまり育てるより、庭で伸び伸び楽しみたいと感じました
鮮やかな赤い花、良い香り、次々咲く花つきは大きな魅力です
トゲと株の広がりを受け止められる場所があれば、自然な雰囲気の庭で楽しめるバラだと思います
購入から地植えまでの記録
セールで購入した大苗と、鉢増しの記録
冬の剪定と、鉢植えから地植えにした記録
品種情報の参考:デビッド・オースチン公式 トーマス・エイ・ベケット
花もちや香り、株のまとまりについては、実際に育てたときの感想です











コメントを残す