大人気のバラです。最初の発売時はネットショップですぐに売り切れてしまい、手に入れられませんでした。その後も発売→売り切れを繰り返し、秋の大苗予約でようやく手に入れることができました。「リラ」の何がそんなに人気なのか?購入から開花前の3月までの栽培記録です。
「リラ」はどんなバラ?
紫色のバラ
2020年にロサ・オリエンティスから発表された、藤色のバラです。中輪のカップ咲き〜ロゼット咲きで、四季咲きです。
耐病性が高くて香りも強い
このバラの最大の特徴は、耐病性が高くて香りの強い、紫色のバラだということです。
紫色のバラで耐病性が高いものというと「ノヴァーリス」「プラムパーフェクト」が挙げられますが、どちらも香りはあまりありません。どちらも本当に微かにしか香らないので、「リラ」は耐病性と香りを両立させた初めての紫色のバラということになります。
ちなみに香りはダマスク+ティ+グリーンです。
12月中旬大苗購入
コマツガーデンさんで秋に予約した大苗が、12月中旬に届きました。
鉢の土の上に湿らせた新聞紙が被せてあり、鉢全体がビニール袋で覆ってあります。
被せてあるビニールと新聞紙を取るとこんな感じです。株の根元にビニール紐が巻いてあります。これはすぐに取らないと、後で根元に食い込んで取れなくなってしまいます。
このときビニール紐をとり忘れたので、3月に取れなくなっています。
12月下旬
水やりチェッカー「サスティ」を挿してあります。水が足りているときは青色、足りていないと白色になります。
2月下旬〜地植えにする
地植えにします。
写真中央の穴は「ジュビリー・セレブレーション」が植えてあった所です。あまり生育がよくなかったので、苗を掘り出した跡も小さな穴です。
もう少し掘って穴を広げます。大きな深い穴を掘りたいのですが、周りに「ジギタリス」や「ベロニカ・オックスフォード・ブルー」があるので小さめの穴です。
穴の中に堆肥と有機肥料を入れます。
使う堆肥はローズショップの「バラ専用馬糞肥料」、有機肥料は「花ごころ特選有機バラの肥料」です。
ローズショップの馬糞はサラサラで匂いもなく使いやすいので、よく使っています。
ここで、根元に巻き付いたビニール紐が再登場です。早く取ればよかったのに取らなかったので、こんなに食い込んでしまいました。
しっかり食い込んでいるのと、ビニール自体が少し力を入れるとポロポロと崩れてしまうので、完全に取り去るのには結構手間がかかりました。ちゃんと初めに取らないとダメですね。
株を鉢から抜きます。この時期の大苗はまだ根鉢が回っていないので、簡単に抜くことができますが、土もボロボロと崩れてきます。休眠期ですが、必要以上に根を触りたくないため、そっと扱います。
堆肥と有機肥料を入れた穴に庭の土を少し戻し、よく混ぜてから、上に苗を置きます。
穴に庭の土を戻します。この後、水をたっぷり与えて終了です。
3月上旬〜害虫対策
3月に入って新芽が出てきました。この新芽がアブラムシの被害に遭うのを防ぐために、害虫対策をします。
この「ベニカXガード粒剤」は土と混ぜるだけで害虫予防と病気予防ができる便利なものです。これだけを一年中使いたいところですが、他の薬剤と同様に、連続使用ができません。なので、薬剤のローテーションに組み入れます。
土の上に撒いて、この後スコップで土に混ぜ込みます。
3月中旬〜スプレーで黒星病対策
3月中旬になり、今日は日中の最高気温が20度と暖かいです。
新芽が出だした今のうちに、黒星病予防のスプレーをしておきます。まだ葉がありませんが、この時期に薬剤を散布しておくことで、今後の黒星病の発生を抑えることができるそうです。
まだ株が小さいのですぐに終わります。
3月下旬
3月24日、暖かい日です。葉が増えてきました。小さくて可愛らしい葉です。
3月27日、今日も暖かいです。隣に植えた「ベロニカ・オックスフォード・ブルー」が綺麗です。
3月30日、日中の最高気温が20度の暖かい日です。さらに葉が増えました。
やっと手に入れた「リラ」は、月に一度の薬剤散布できれいな葉を保つことができ、無農薬でも栽培可能と頼もしいバラです。コンパクトな株に紫色の花がいっぱいに咲くのが楽しみです。
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