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生育旺盛で強健な赤いバラ「トーマス・エイ・ベケット」③〜3月の作業

「トーマス・エイ・ベケット」は赤いイングリッシュローズです。黒星病に強く、初心者向けとされているバラです。実際、育ててみて強さを感じるバラです。トゲも凄いです。これまでの栽培記録はこちら(「トーマス・エイ・ベケット」①「トーマス・エイ・ベケット」②

3月上旬〜害虫対策

3月になるとバラの新芽が出てきます。その新芽にアブラムシがつくことがあるので、害虫対策をします。

今回は「ベニカXガード粒剤」を使います。これは、土に混ぜるだけで害虫と病気を予防してくれる頼もしい粒剤です。

株の根元に撒きます。この後スコップで周りの土と混ぜるのですが、とても簡単です。本当はこの粒剤だけを一年中使っていきたいのですが、他の薬剤と同様、連続使用ができません。なので、他の薬剤とのローテーションに組み入れます。

3月中旬〜黒星病予防

スプレーで黒星病対策

3月中旬になり、今日は日中の最高気温が20度と暖かいです。

新芽が出だした今のうちに、黒星病予防のスプレーをしておきます。新芽が小さくて薬剤散布は早いような気もしますが、この時期に散布することで、今後の黒星病の発生が少なくなるとのことです。まだ葉もないので、散布はすぐに終わります。

マルチングで黒星病予防

黒星病予防のためにマルチングをしたいと思ってはいたのですが、マルチング剤を何にするか決まらず、これまで何もしてきませんでした。その結果、「ディコンドラ」が大繁殖してしまいました。

この「ディコンドラ」は庭のグラウンドカバーに植えたもので、見た目が好みで気に入っています。

でも、繁殖力が強くて、地植えのバラの周辺にまで根を張ってしまいました。バラの根元はいい土と肥料がいっぱいですからね。

地植えのバラの今年の生育不良の一因は「ディコンドラ」だと思っています。

そこで「ディコンドラ」対策のために、ようやくマルチングをすることにしました。

普通、マルチングの目的は「雨水の跳ね返りを防いで黒星病を予防する」だったりするのですが、うちの場合は「ディコンドラ」予防です。

マルチング剤はいろいろありますが、最終的に土に帰って見た目も良いもの、かつ値段がそれほど高くないということで「ベラボン」にしました。

天然の植物性のものはたいてい土に帰るので、見た目の好みで選ぶと「くるみの殻」も良かったのですが、値段が高めです。いずれ鉢植えには使ってみたいと思っています。

地植えのバラの根元にはもっと値段が安く、見た目も悪くない「ベラボン」を使うことにしました。

「ベラボン」は天然ヤシの実のスポンジ状繊維をチップ状にしたものだそうです。洋蘭などの鉢花用として使われることも多いということです。バラ愛好家で洋蘭も育てている方は結構多いですね。洋蘭も手間がかかりそうなので、似ているのでしょうか?

この「ベラボン」は、吸水・保水・排水性に優れているそうなので、バラの株元がジメジメすることもなさそうです。

20リットル入りで約2,000円です。ちなみにクルミの殻はこの3倍の値段です。

軽くて、片手で20リットル入りを3袋、余裕で持てます。こんなに軽いと、外で使って風で飛んでいってしまわないか心配です。

これ一袋で、地植えの株5株にマルチングできたので、1株当たり4リットル使ったことになります。

4リットル分の「ベラボン」です。

3月19日

新しい葉が生えてきました。

3月下旬

3月24日、暖かい日です。

3月27日、また暖かい日です。葉がさらに増えています。

蕾を発見しました。

3月30日、最高気温20度の暖かい日です。さらに葉が増えてきました。蕾も健在です。

1ヶ月でずいぶん葉が増えました。3月の終わりには枝が見えないくらいに葉が茂りました。見えなくなっていますが、トゲが凄いです。蕾があるので、4月に初めての花が見られるかもしれません。「トーマス・エイ・ベケット」の開花はこちら(「トーマス・エイ・ベケット」④)

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