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バラ初心者が栽培したジュード・ジ・オブスキュア①ディープカップ咲きの強香イングリッシュローズ

バラ栽培を始めて3年。初心者向けのバラだけ育てています。

ジュード・ジ・オブスキュアはどんなバラ?

アプリコット色のイングリッシュローズ

淡いアプリコット色の花が美しいイングリッシュローズです。同じアプリコット色でイングリッシュローズのウォラトン・オールドホールと花が似ています。

数輪の房になって咲きます。

枝はしなやかでやや横に広がります。

「日陰者ジュード」

イギリスの作家トーマス・ハーデイの「日陰者ジュード」(Jude the Obscure)から名付けられました。

イギリスの俳優ジュード・ロウ は、この小説とビートルズの「Hey Jude」からその芸名を付けたといいます。

栽培して気付いたジュード・ジ・オブスキュアの魅力

ディープカップ咲き

コロンとした深いカップ咲き。花型8センチと大きく丸い形になります。

写真は11月中旬の花です。丸いボールのようで可愛らしい形です。

フルーツのような素晴らしい香り

強いフルーツの香り。同じフルーツの香りでも、爽やかでフルーティなレディ・エマ・ハミルトンの香りと異なり、いろいろ混ざったような複雑な香りです。

下の写真はレディ・エマ・ハミルトンです。濃い黄色の美しいバラでこちらも強香です。

レディエマ・ハミルトンの栽培記録はこちら

デビッド・オースチンの説明では「白ワインのよう」な香りだそうです。確かに軽いフルーツの香りというよりは濃厚な香水に近い香りです。

栽培して気付いたジュード・ジ・オブスキュアの欠点

うつむいて咲く

花が大きく茎が細いせいか、うつむいて咲きます。せっかくの花が下向きに咲くのは残念ですが、大きく丸い形の花がいくつも枝からぶら下がっている様子も美しいです。

春以外の花数が少ない

秋の花数が少ないです。夏にあまり蕾を付けないのは、摘蕾の手間がかからずいいのですが、秋の花数が少ないのは残念です。

11月上旬の写真です。花はありません。

11月中旬です。蕾がつきました。

上の写真から数日後です。蕾が大きくなってきました。

さらに数日後です。

12月中旬にも蕾をつけました。

12月中旬、花が咲きました。良い香りです。ジュビリー・セレブレーションの香りにフルーツを足したような香りです。まだ蕾が数個あります。

下は秋のジュビリー・セレブレーションの写真です。ジュビリー・セレブレーションの栽培記録はこちら

上の写真から数日後です。

12月下旬、手前に新しい蕾があります。後に写っているのは、上の写真の花です。雨が降ったので花弁が傷んでいます。

12月30日、花が咲きました。

蕾もあります。

1月10日の写真です。蕾が開いてきました。

花持ちが悪い

イングリッシュローズ全般に言えますが、このバラも花持ちが悪いです。また、花弁が雨で傷みやすいです。

こんな方におすすめ

ディープカップ咲きが好き

きれいなディープカップ型の花が咲きます。コロンコロンとした可愛らしい形です。

香りの良いバラを育てたい

香りの強さはレディ・エマ・ハミルトンやアブラハム・ダービーと同じくらいだと思います。やはり強香でフルーツの香りと言われるジュビリー・セレブレーションを、さらにフルーティにした香りです。

レディ・エマ・ハミルトンもアブラハム・ダービーもカタログ落ちした廃盤イングリッシュローズです。レディ・エマ・ハミルトンはまだ販売している店も多いですが、アブラハム・ダービーはもう手に入りにくいです。

下の写真はアブラハム・ダービーです。栽培記録はこちら

イングリッシュローズには好き嫌いの別れるミルラ香の花も多いですが、この花の香りはフルーツに近いので万人に好まれると思います。

下はミルラ香のイングリッシュローズ、クレア・オースチンです。育てやすくてよく花の咲く、良いバラです。クレアオースチンの栽培記録はこちら

初心者へのおすすめ度

★★★☆☆

花の形が可愛らしく香りも素晴らしいバラ。ただ、2週間に1度の薬剤散布を怠ると黒星病になりやすく、酷くなると葉を落としてしまいます。2週間に1度はなかなかの頻度だと感じる方にはおすすめしにくいバラです。

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