「ベニカXガード粒剤」とは?
虫と病気に効く薬剤
バラの病気では黒星病・うどん粉病に効くという。
虫ではコガネムシの幼虫・カイガラムシ・アブラムシ・アザミウマ(スリップス)に効くらしい。
撒くだけの殺菌殺虫剤
住友化学園芸の「べニカXガード粒剤」を使ってみる。撒くだけで虫と病気の両方に効くという。これまでスプレー式の薬剤をせっせと吹きつけてきた。
バラの本数が増えるとレバーを引く指が痛むし時間もかかる。気の進まない作業だったがこれなら撒くだけと簡単。
うちの庭はイングリッシュローズが多く、本来なら月2回の薬剤散布が必要。しかし怠けてしまいバラの葉が黒星病に罹り、葉を落として丸坊主になってしまったバラもある。
実際に「べニカXガード粒剤」を使ってみる
撒くだけなので簡単
さっそく撒いてみる。オルトランのような独特の匂いはない。粉ではなく粒状。計量スプーンが入っていないので小さめのスコップで代用。
説明書きではバラ1株で10グラム目安に撒くとのこと。コンソメ顆粒が大さじ1杯で約8グラム。コンソメと似ているので、だいたい大さじ1杯と少しで10グラムくらいか。
ペットボトルのフタ1杯で約5グラムなので、フタ2杯でも。
匂いがあまりない。オルトランの独特の匂いが苦手なので、匂いがあまり強くなくて助かった。
トマトなどの野菜にも使用できるというので安心感がある。株の根本にさらさらと撒く。スコップを使ったせいか多めに撒いてしまった。
「べニカXガード粒剤」の効果は?
効果あり!
1ヶ月後、新しい葉は黒星病にかかっていない。効果があったのだと思う。もともと人から勧められたので、効果があるのだろう。
殺虫の方も、以前はバラの花の内側にスリップスがいたのだが、最近は見かけていないので効いているのかも。
せっかく咲いた花を部屋に飾りたくても、スリップスのせいで飾れないことがあったので、これは嬉しい。
コガネムシの幼虫にも効くらしいので期待している。
「べニカXガード粒剤」の欠点
計量スプーンが入っていない
計量は自分でしなければならない。
バラ1株10gとの説明書きがあるが、料理用のものを使うわけにもいかないので、適当にスコップの先を使って撒いてしまった。
結果、多く撒きすぎてしまい、「徳用サイズ」の550グラムがバラ20株でなくなってしまった。
本来なら徳用の550グラムはバラ55株分の分量。
使用に回数制限あり
年4回までと使用回数に制限がある。
これは「ベニカXガード粒剤」だけではなく、他の薬剤も同様。
連用による株の薬剤への抵抗性回避、環境負荷の低減のため。
「べニカXガード粒剤」を使用した感想
手がかからず効果があるので、もうこれだけを使いたい。
しかしスプレータイプの薬剤と同様、同じ薬剤を続けて使うのは良くないらしい。
1種類の薬剤を続けて使うと抵抗性の病原菌が増殖して薬剤の効果が薄れるため、複数の薬剤をローテーションで散布する必要がある。
スプレータイプの薬剤も散布しつつ、これをローテーションに組み入れることにする。
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