バラ栽培を始めて3年。初心者向けのバラだけ育てています。
「ザ・ミル・オン・ザ・フロス」はイングリッシュローズの比較的新しい品種です。そのため耐病性が高くて育てやすく、初心者向きです。「ザ・ミル・オン・ザ・フロス」のその他の特徴はこちら(「ザ・ミル・オン・ザ・フロス」①) 3月の作業についてはこちら(「ザ・ミル・オン・ザ・フロス」③)
冬の誘引〜2月中旬
2月中旬になり、何回か雪も降りましたが、まだ緑色の葉が残っています。
この「ザ・ミル・オン・ザ・フロス」は1年前に大苗を購入して地植えにし、これが初めての冬ですが、高さ約120センチほどに育っています。
黒星病にもあまりかかりませんでした。やっぱり新しいイングリッシュローズは強いですね。
健康的な株だと思っていましたが、近づいてよく見ると、枯れ枝が何本かあります。まずこれらを取り除いてから、誘引していきます。
イングリッシュ・ローズの多くがそうですが、この「ザ・ミル・オン・ザ・フロス」もシュラブ樹形で、つるバラのように何かに誘引して仕立てることができます。
本当は庭の境のフェンスに誘引したいのですが、株から少し距離があるので、手前に簡易フェンスを設置し、そこに誘引することにします。
写真左側が誘引用の簡易フェンスです。
枝を寝かせて麻紐で簡易フェンスに留めていきます。
向かって左側の枝を留め終わりました。
右側にもフェンスを挿します。
見にくいですが、格子状のフェンスです。
枝を寝かせて麻紐で留めていきます。
こんな感じです。
左右とも留め終わりました。
これで誘引は終了です。1週間後には寒肥を施したいと思います。
寒肥を施す〜2月下旬
寒肥を施していきます。通常寒肥は、株の周りに数個の穴を掘って、その穴の中に堆肥と有機肥料を入れていきます。
ですが、穴をいくつも掘るのが大変なので、今年は株の根元周辺を浅く耕して、そこに堆肥と有機肥料をすき込むことにします。
枯れ葉やグラウンドカバーの「ディコンドラ」で地面が埋まっています。
熊手で地面の表面を掘り起こしていきます。「ディコンドラ」が熊手に絡まってきます。
「ディコンドラ」と枯れ葉を取り除いていきます。
フェンスと地面に挟まっているのは隣に植えてある「ラズベリー」と「ラムズイヤー 」です。「ラムズイヤー 」は宿根草なので、冬は地上部が枯れても根は生きています。
バラの根をできるだけ傷つけないように、表面近くを浅く掘りました。ここへ有機肥料と堆肥を入れていきます。
使う有機肥料は「花ごころ特選有機バラの肥料」、堆肥はローズショップの「バラ専用馬ふん堆肥」です。どちらもネットで買いました。
おがくずのようなのが馬ふん堆肥です。さらさらで匂いはありません。使いやすいので2年前からこれを使っています。真ん中の白っぽい粒々が有機肥料です。
上から庭の土を被せて終了です。
「ザ・ミル・オン・ザ・フロス」は育てていて樹勢の強さを感じるバラです。黒星病にもなりにくいので、春の開花に期待しています。冬の大仕事である誘引と寒肥を簡単に済ませてしまいましたが、春に良い花がたくさん咲いてくれることを祈っています。
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