公共の公園に植えられているバラは栽培に手間がかからず、病気に強いものが多いです。
ここでは、子ども連れに人気の公共の公園に植えられていたバラたちをご紹介します。いずれも強健で薬剤散布の手間がかからず、初心者におすすめのバラです。
ノヴァーリス
「最強の青バラ」と呼ばれるコルデスの紫色のバラです。
黒星病に強く、年数回の薬剤散布できれいな葉を保つことができます。2013年にADR認証を受けているため、その強健さはお墨付きです。
栽培した感想はこちら。
四季咲きの中大輪。先が尖った宝珠弁咲きの花弁と、藤色の花色が美しいバラです。その強健さには似つかわしくない程、繊細な印象の美しい花色です。
下の写真は10月上旬のものです。
樹高150センチ〜180センチと背が高くなります。実際に公園でも他のバラより背が高く、目立っていました。
下の写真では、中央がノヴァーリス、手前がキャンディア・メイディランド、右がノックアウトです。
枝が硬くガッシリした印象の株になります。大きめですが、栽培に手間がかからず、花も良く咲くので初心者におすすめのバラです。
キャンディア・メイディランド
四季咲きで中輪・一重咲きのバラです。2008年ADR認証他、多数の受賞歴があります。
横張り性で樹高は1m程度とコンパクト。
房で多くの花を咲かせながら次の枝を成長させて、また花が咲くため、長く開花を楽しめます。
花がら摘みも剪定もする必要がない手間いらずのバラです。伸びすぎないので枝を切らなくても低めの樹高を保ちます。
写真は10月上旬のもので、花とローズヒップがなっています。花がらを摘まないと、このようにローズヒップがつきます。
薬剤散布も月1回程度で良く、手間がかかりません。
香りはあまりありません。
ピンク・ノックアウト
2002年にADR認証された赤い花色の「ノックアウト」の枝変わりです。四季咲き・中輪で香りはあまりありません。
黒星病にとても強く、薬剤散布は年数回で良いので栽培に手間がかかりません。
強健で、連続して多くの花を咲かせます。3〜7つの花が房咲きになって咲きます。
サニー・ノックアウト
四季咲きで小中輪。香りはあまりありません。
咲き始めは黄色の花色ですが、咲き進むと白っぽいクリーム色になります。
薬剤散布は月1回程度です。
同じ「ノックアウト・シリーズ」の中でも、黄色の花色のせいか、他の色に比べて虫食いの跡が多くありました。
メルヘンツァウバー
コルデス作出の淡いアプリコット色のバラです。四季咲きで中大輪の花が咲きます。
蕾はクリーム色です。
2017年にADR認証を受けました。
黒星にとても強く、薬剤散布は半年に1回でよいので手間がかかりません。
また、花がら摘みもする必要がありません。
微かにバニラのような香りがします。
ハンス・ゲーネバイン
タンタウ作出のバラです。
花経6センチのカップ咲きで、株が成長すると、5〜20輪の房になって咲きます。
四季咲きで、花つきがとても良いバラです。
枝はしなやかでうつむいて咲きます。
病気に強く、月1回程度の薬剤散布できれいな葉を保つことができます。
ピエール ・ドゥ・ロンサールを親に持ち、可愛らしいきれいなピンクの花色をしています。
花付きが良く、秋にも良く咲きます。
下の写真は10月上旬のものです。
梅雨以降にシュートが旺盛に発生します。肥料が多いと伸びすぎるため、施肥を控えめにすると良いです。
地植えの場合は寒肥のみでも良いです。
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