バラの「新苗」とは?
新苗とは
- 前年の秋から冬に接ぎ木したものを春まで育てた、一年生苗
- 4~6月に若々しい葉や蕾がついた姿で販売される
- 高さ40~50㎝、枝が1~2本長く伸びたものが一般的で、3~5号の小さな鉢に植えられている
新苗の長所
- 大苗・鉢苗に比べて手頃な価格で購入することができる
- 店頭では花や蕾がついている苗もあるので、花姿を見て選ぶことができる
新苗の短所
- まだ幼く、手をかけて大事に育てる必要がある
- 花を咲かせると株の成長が遅れるため、秋までは蕾を全て摘み取らなくてはならず、春に新苗を購入しても花が見られるのは秋以降
- つる性の品種は翌年まで花は咲かない
バラの「大苗」とは?
大苗とは
- 新苗を春に畑に植え、秋まで育てた二年生苗
- 翌春には枝も良く伸び、花を咲かせる
大苗の長所
- 新苗に比べると株が成長しており、初心者でも問題なく育てることができる
大苗の短所
- 土のついていない裸苗の状態か、ポットに仮植えされた状態で出回るため、実際に咲いている花を見て選ぶことができない
バラの「鉢苗」とは?
鉢苗とは
- 大苗を鉢上げして1年以上育てた、三年生以上の苗
鉢苗の長所
- 十分に成長した株なので栽培が容易
- 開花期であれば花を見てから購入できる
鉢苗の短所
- 新苗・大苗に比べ価格が高い
「新苗」「大苗」「鉢苗」の比較
新苗 | 大苗 | 鉢苗 | |
丈夫さ | △ | ○ | ◎ |
価格 | ◎ | ○ | △ |
育てやすさ | △ | ○ | ◎ |
花が咲くまでの期間 | △ | ○ | ◎ |
初心者におすすめなのは
鉢苗が◎
鉢苗は丈夫で育てやすく、初心者におすすめ。
多少値段が高くても、丈夫な苗は花も多く咲き安心できる。
大苗も○
大苗なら初心者でも問題なく育てられる。実際に花を見て選べない不安はある。
新苗は☓
新苗は栽培に手間がかかるため、初心者にはおすすめしない。
苗を購入してもしばらくは蕾を摘み続けなければならないのも、つまらない。
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