「ダフネ」はどんなバラ?
フリルの花弁
花弁がフリルのように波打ち美しいバラです。人気の波状弁咲きです。
ギリシア神話から名付けられた
「ダフネ」とはギリシア神話に登場するニンフ(精)の名です。
ある日、アポロンはエロス(キューピッド)が弓矢で遊んでいるのを見て、子供がそんなものをおもちゃにしてはいけないとからかいます。エロス(キューピッド)は怒り、恋に落ちる金の矢をアポロンに向かって、恋を拒む鉛の矢を川の神の娘ダフネに射ってしまいます。
二本の矢が、二人の胸にささった瞬間から、アポロンはダフネを恋し、ダフネはアポロンを拒否するようになります。ダフネはアポロンから逃れ、父親の川の神へ自分の姿を変えるよう頼みます。
彼女の姿が変化し、足元から月桂樹の木になっていきます。アポロンは、ダフネへの愛の記念に、ダフネの月桂樹の葉で冠を作りました。
バラ「ダフネ」は、淡いピンクの花色が咲き進むにつれてアイボリーから淡いグリーンにまで変化します。そのことから月桂樹に変化した「ダフネ」という名が付けられました。
栽培して気付いた「ダフネ」の魅力
花持ちが良い
このバラは花もちがとても良く、一度咲くと、2週間くらい咲いています。
樹勢が強い
黒星病や夏の暑さで葉を落としてもすぐに回復し、新しい葉が茂ります。
栽培して気付いた「ダフネ」の欠点
花が散らず色が褪せてしまう
花持ちが良すぎるため、咲いているうちに雨が降り花色が褪せてしまいます。
こんな方におすすめ
手をかけずにピンク色のバラを咲かせたい
黒星病になりにくく薬剤散布を頻繁にしなくてもよい手間のかからないバラです。うちでは1ヶ月に一度くらいですが、それでもだいたい葉はきれいに保つことができます。
初心者へのおすすめ度
★★★★★
手間をかけなくても美しい花が咲く初心者向けのバラと言えます。
咲き始めの花色もサーモンピンクで美しく、花色が変化していく様も楽しく、おすすめのバラです。
コメントを残す