バラ栽培を始めて3年。初心者向けのバラだけ育てています。
「バフビューティ」はどんなバラ?
古いバラ
1939年作出なのでずいぶん古いバラです。一般的に新しい品種の方が病虫害に強いですが、このバラは耐病性が高く、強健です。
返り咲き
返り咲きですが、花数の9割が春に咲き秋に1割咲くイメージです。
小中輪の丸弁八重咲きの花が房になって咲きます。アプリコット色です。
栽培して気付いた「バフビューティ」の魅力
春の開花が見事
春は「バフビューティ」はどのバラよりもたくさん咲いて素晴らしい風景を作ってくれます。アプリコット色のクシャクシャっとした花が無数に咲いているイメージです。
強健
薬剤散布は月2回程必要とされていますが、うちでは年数回しかしません。株が大きく葉も多いので薬剤散布がたいへんでつい怠けてしまいます。それでもきれいな葉を保っている病気に強いバラです。
「バフビューティ」の欠点
四季咲きではない
返り咲きなので、春に多く咲き秋に少しだけ咲きます。最近は四季咲きのバラが多いので、うちの庭で四季咲きでないのはこの「バフビューティ」と「ピエール・ド・ロンサール」のみ。病気に強くて葉を落とさないので、冬以外は葉だけが青々と茂っている状態になります。
写真は9月に咲いた花。この部分以外は葉だけが茂っています。
11月中旬にも一部、咲きました。
12月中旬にも咲いています。ただ、この房以外は咲いていません。秋は房ごとにポツリ、ポツリと咲きます。
12月30日の花です。本当はもうそろそろ誘引をしなければいけない時期です。
下は1月下旬の写真です。ここから、遅くなりましたが誘引をします。誘引した記録はこちら。
大きくなりすぎる
樹高2m以上と大型化するのであまり広くない場所には向きません。樹形は横張りなので、横にスペースが必要です。
こんな方におすすめ
本で見るような「つるバラ」の風景を作りたい
春に一斉に開花する様は見事です。成長も早いので、大苗を植えて2年後には本で見るような「つるバラ」の風景を楽しむことができます。
写真は11月上旬の花です。ポツリ、ポツリと房ごと咲きます。
花は小さくなりますが、12月下旬にも咲きます。
手をかけないでつるバラを育てたい
強健であまり薬剤散布を頻繁に行わなくても黒星病になりません。多少葉を落としてもよく茂るので元気なまま。春の花が終わってからは、ほとんど何の手入れもせずに放っておいて、冬の施肥と剪定・誘引だけすれば良い、手間のかからないバラです。
樹勢が強くよく伸びますが、きれいな扇型に広がるので低いフェンスへの誘引が楽です。
初心者へのおすすめ度
★★★★☆
春のみの開花でよければとてもおすすめのバラです。秋はポツリ、ポツリとしか咲きません。最近主流の四季咲きのバラに慣れてしまうと、花の咲かない期間が長く感じます。
強健で、あまり世話をしなくてもつるバラの魅力を感じられると言う点では、おすすめのバラです。
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