ADR認証品種を中心に、病気に強く栽培の手間のかからない初心者向けのバラを紹介したいと思います。
ADRとは世界一厳しいと言われるバラの認証システムのことです。ADR認証を受けたバラは病気になりにくく育てやすく初心者におすすめです。
ADR認証品種
「イルミナーレ」
2017年ADR認証。
丸弁平咲きで花弁数が少なめのため、花一つ一つはそれほど豪華ではない。しかし株が成長すると房咲きとなり、花径10センチの大輪がブーケのようになり、あたりを明るく照らすよう。
花名はイタリア語で「照らす」の意味
つるバラで1.8m程に伸びる。香りはあまりない。
「レヨン・ドゥ・ソレイユ」
2015年ADR認証。
花付きがとても良く、房になって咲く。実が付きにくく咲きがら切りをしなくても次々に咲く。
直立性の株はとげが少なく扱いやすい。
樹高1mとコンパクトなため鉢植えにも向く
花径6センチ。丸弁八重咲き。
四季咲きで秋もよく咲く。香りはあまりない。
「レモンフィズ」
2015年ADR認証。
花径7センチの平咲きの花がよく咲く。
咲きながら次の枝を伸ばすため、次々に咲く。
花がら摘みをする必要がなく手がかからない。
横張り性で樹高は1mに満たずコンパクトで扱いやすい。
「ソレロ」
2009年ADR認証。
花径7センチの小ぶりの花だが花弁数が多く、ロゼット咲きの花が5輪程の房咲きになり華やか。
やや遅咲きで、花色は咲き始めは濃い黄色だが、咲き進むにつれて淡いレモンイエローに変わる。
花つきが良い。枝がしなやかなため、うなだれるように咲く。
横張り性で樹高は1.2m程度と扱いやすく、株姿はドーム状になる。
微かなティーとフルーツの香りがある。
「ベルロマンティカ」
2008年ADR認証
花径6センチの小ぶりでカップ〜ロゼット咲きの花が5〜10輪の房咲きで咲く。
四季咲きで花つきがよい。やや早咲き。
シュラブだが、つるバラとしても仕立てられ、2m程伸びる。株元から咲く。
葉は淡緑色で黄色の花と合わさり爽やかな印象。
早咲きで他の薔薇に先立って咲く。
ADR認証品種以外のおすすめ品種
「ティップン・トップ」
コルデス作出・2019年日本発表のバラ。
花名はオレンジジュースを使ったカクテルから。
花径8センチの丸弁カップ咲きの花が上向きに咲く。
四季咲きで晩秋まで咲く。樹高は1m程度で直立するので場所をとらず扱いやすい。
微かなティーとフルーツの香り。
「ポラリス・アルファ」
2015年タンタウ作出。
花名は、こぐま座のα星・別名ポラリスから。ポラリスは北極星のこと。
花径8センチの丸弁ロゼット咲き。四季咲き。
半横張り性で樹高は1m程度とコンパクト。
国際コンクールの受賞歴多数の優れたバラ。
「リュシオール」
2020年ロサ・オリエンティス作出。
小中輪のカップ咲きの花が多く咲く。四季咲き。
夏の高温期も良く花を咲かせる。秋の花は花色が濃くなる。
咲き始めは濃い黄色、咲き進むとクリーム色へと変化する。
枝は細く、株元から花を咲かせる。樹高0.9mとコンパクト。
花名は、フランス語でホタルを意味する。
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