「バフビューティ」の「バフ」は、牛やシカの揉み皮(革)の色のことで、黄土色のような色です。実際の花の色は、少しくすんだアプリコット・イエローで、小さめの花が房になって咲きます。これまでの栽培帰路機はこちら(「バフビューティ」①・「バフビューティ」②)
3月上旬〜寒肥
本当は1月にやろうと思っていた寒肥を、3月ですが行います。外が寒いので後回しにしてしまいました。
寒肥は普通、バラの株の周りに数個の穴を掘って、その中に堆肥と有機肥料を入れます。
ですが、穴を掘るのが大変なので、表面の土を浅く掘って堆肥と有機肥料を混ぜ込む簡単な方法で代替することにします。大きく時期が遅れた上に、簡単な方法で代替してしまうという、手抜き作業です。
3月なのでもう芽が出てきています。
まず、地面に広がった枯れ葉を取り除きます。
枯れ葉がなくなるとこんな感じで緑の草が生えています。これは「ディコンドラ」です。庭のグラウンドカバー用に植えているのですが、土と肥料の良いバラの周りに大繁殖してしまいました。
人が踏まない場所なので、葉が大きく元気に育っている「ディコンドラ」ですが、熊手を使って取り除きます。
途中経過です。「ディコンドラ」はなかなか厄介です。
やっと取り除き終わりました。「ディコンドラ」と一緒に土も掘ってしまったので、この浅い穴に堆肥と有機肥料を入れていきます。
使う堆肥はローズショップの「バラ専用馬ふん堆肥」、有機肥料は「花ごころ特選有機バラの肥料」です。
茶色の土のように見えるのが馬ふんです。サラサラとしていて匂いもなく使いやすいので愛用しています。その上の白っぽい粒が有機肥料です。目分量です。
上から庭の土を被せます。この後水をたっぷり与えて終了です。
3月上旬〜害虫対策
もう3月で新芽も出ているので、新芽につく害虫のアブラムシ対策です。
今回はこの「ベニかXガード粒剤」を使います。この粒剤は、土に混ぜ込むだけで害虫と病気を防いでくれる頼もしい薬剤です。効果は1ヶ月続くので、毎月これを混ぜ込みたいところですが、他の薬剤同様に、連続使用はできません。他の薬剤とローテーションで使っていくことになります。
土の上に撒いて、スコップで土と混ぜ合わせます。簡単です。
3月中旬〜黒星病対策
スプレーで黒星病対策
新芽が伸びてきました。まだ葉は出ていませんが、この時期に薬剤散布すると、今後の黒星病予防に効果があるそうです。
使うのは「マイローズ」スプレーです。手軽で便利です。害虫と病気を防ぐタイプもありますが、今回使うのは殺菌専用のものです。
まだ茎だけなので、手応えがないというか、空中に散布しているようです。
3月下旬
3月23日
葉が出てきました。
赤い葉が多くてきれいです。
蕾を見つけました!
3月27日
葉が増えてきました。
3月30日
最高気温が20度のとても暖かい日です。さらに葉が増えてきた気がします。この時期はほんの数日でもずいぶん変化して面白いです。
蕾も健在です。
「バフビューティ」は基本的に春だけか、春と秋にしか咲きません。四季咲きで年中咲いている最近のバラに比べると開花回数が少なくて物足りないのですが、その分、春の開花時は華やかです。1939年作出と古いバラですが耐病性も高く、育てやすいバラです。
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