季節の花を飾っていた玄関も冬は寂しくなりがちです。そこで、冬から春にかけて長く咲く葉牡丹とビオラを使って、バラの花をイメージした、育てるリースを作ってみたいと思います。
用意するもの
- リース型ワイヤーバスケット
- 培養土
- 水苔
- ビニール
- 苗
リース型・培養土・水苔
リースの寄せ植えを作るためには、まず、リース型ワイヤーバスケットと麻布・リース用の軽い培養土・土に被せる水苔が必要です。
今回はこれらがセットになったものを購入しました。
写真左上が、リース型ワイヤーバスケット(サイズ:直径40×高さ10㎝)、リース型の中の小さな袋に水苔が入っています。写真右上が培養土です。
直径40センチのリース型は、3号ポットの苗が12株入ります(実際は根鉢を崩してもっと入れます)。
リース型ワイヤーバスケットセットとは別に、底に敷くビニールを用意します。ゴミ収集用のビニール袋で結構です。
苗
葉牡丹〜メインの花
葉牡丹は寒さに強く、秋から春先まで戸外で咲くため、冬の寄せ植えに最適の植物です。今回はバラに見えるような葉牡丹を選びました。
光沢があって華やかな赤紫色と、花弁のフリルが優雅な白い葉牡丹です。
赤紫色4株と白色3株を使います。
ビオラ〜サブの花
シックな印象にしたいので、黒色の花を使います。秋から春まで咲くビオラの中でも黒に近い花色の「ピエナブラック」を6株用意しました。ビオラには他にも黒に近い花色のものが何種類かあります。
シルバーリーフ
葉の色に変化をつけるため、シルバーリーフのシルバーレースを2株使います。
小花
ビオラよりもさらに小さな花として、アリッサムのピンクと白を1株ずつ合計2株用意しました。
垂れ下がるリーフ
リースに動きを出したいので、葉が下に垂れ下がるものの中から濃い緑色のシュガーバイン1株と明るい黄緑色のリシマキア「オーレオ」1株を用意しました。
作り方
①水苔を水に浸して戻す
水の入る容器に水苔を入れます。
水を入れて、しばらくおきます。
②土に水を含ませる
リース用の土はとても軽く、ふわふわです。
ビニール袋に入ったまま、水をかけます。
③リースにビニールを敷く
今回購入したリース型には麻布が敷いてありますが、このままでは水はけが良すぎるので、穴をいくつか開けたビニールを底に敷きます。
はみ出る部分をカットします。
④土を敷く
リース型に先ほど水を含ませた土を敷きます。全体の深さの3分の1くらい入れます。
⑤メインとなる苗を植える
メインとなる苗を植えてみます。今回は葉牡丹です。
苗をポットから取り出し、手で揉んで余分な土を落とします。
リース型に植え込みます。
⑥他の苗を植える
他の苗をバランスを見ながら植え込んでいきます。
このとき、苗と苗の間に土がない部分ができないように、培養土を足していきます。
リース型に土のない隙間があると、リースを立てたときに苗がずれてしまうので注意!
全ての苗を植え終えました。
⑦水苔で土を覆う
水の中から水苔を取り出し、よく絞ります。
少しずつ、リースの土の表面に被せていき、指で押し込みます。まんべんなく水苔を被せることで、リースを立てたときに土が落ちてくることを防ぎます。
リースの円の外側からと内側からそれぞれ水苔を被せます。
⑧完成
さっそく飾ってみます。
地面に置いてみるのと、実際に立ててみるのとでは見え方が随分違います。
専用のリース台ではなく、花鉢などを載せる小さなチェアに立て掛けました。ずり落ちないように後ろは紐で結んで固定しています。
チェア型のフラワースタンドは、肘掛がないタイプであればリースも飾ることができます。
水やり後なので、リースから水が床に落ちています。水やりは他の寄せ植えと同様、土が乾いたら行ってください。
水やりはリースを水平なところに置いて行いましょう。
リキマシアとシュガーバインが伸びてきてリースから垂れ下がると、また印象が変わるかもしれません。
リースの寄せ植えは、リース用の培養土や水苔など特別な材料がいるので少し面倒に感じられるかもしれません。でも、材料さえ揃えてしまえば作業自体は簡単です。何より、出来上がりが華やかでイベントの多い冬には最適の寄せ植えです。花の少なくなる冬、玄関を華やかなリースで彩ってみてはいかがでしょうか。
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